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外科・消化器外科キズの正しい治し方
キズの正しい治し方外科豆知識
1. 間違った考え方
以前は「キズは消毒して、ガーゼを張って、乾かして治す」、「カサブタができたら治った」というのが常識でした。しかし現在では全くの非常識となっています。
2. 消毒の功罪
消毒薬はバイ菌に対しては良薬かもしれませんが、正常な細胞に対しては毒なのです。消毒薬はキズが治るのを妨害してしまいます。
3. 乾燥の功罪
キズが治るのも、細胞が分裂、増殖して治ります。細胞が増殖するには水分が必要です。乾燥すると細胞が死滅してキズが治りにくくなります。乾燥してカサブタができても、キズが治ったわけではないのです。
4. キズのジュクジュク
キズの表面は浸出液でジュクジュクしてきます。この浸出液には細胞の成長を促すいろいろな物質が含まれています。
5. 新しいキズの治療方法
- 汚染された傷は流水で洗浄する
- 軽度の出血は圧迫で止血されます
- 通気性のあるフィルム材やハイドロコロイド材(市販薬があります)で被う
- 数日毎に張り替える
- 1-2週間で良くなります
6. 医療機関を受診した方が良いキズ
- 出血がひどい
- 皮下脂肪が見えるぐらいの深いキズ
- 汚染がひどく化膿しているキズ
- 動物によるかみ傷