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各診療科・部門のご案内放射線科
特色
当科では、放射線科医、診療放射線技師、看護師が協力して診療を行い、診断・治療に結びつく適切な検査の実施、読影を行い、質の高い画像診断を安全、適切に提供することを心掛けています。
業務内容
マルチスライスCT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴診断)、DSA(デジタル血管造影)、X線TV装置が設置されており、多角的な画像診断が可能となっています。 単純X線撮影(マモグラフィー含む)、消化管造影検査、骨密度測定検査など全ての画像情報がデジタル化されており、これらの画像は院内ネットワークを経て、各電子カルテ端末に配信されています。
CT(単純・造影)、MRI(単純・造影)、骨密度測定に関しましては、地域医療の先生方からの予約検査も承っております。
放射線科医はCT、MRI、消化管造影(胃透視、注腸)の画像診断、火、水には腹部血管造影および肝癌に対する肝動脈化学塞栓療法、その他各種血管系IVR(Interventional Radiology:非侵襲的治療)も行っています。
※ 単純X線撮影、CT、MRI及び骨密度測定は基本的に祝日を除く月曜~金曜の毎日行っております。
※ 放射線治療装置は未設置です。
スタッフ紹介
役職 | 氏名 | 専門分野 | 認定・資格等 |
---|---|---|---|
部長 | 甲田 洋一 | 画像診断(全般) IVR |
日本医学放射線学会放射線診断専門医 日本医学放射線学会指導医 |
専門・認定診療放射線技師
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 1名
Ⅹ線CT認定診療放射線 2名
日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師 1名
放射線科医(常勤1名)
診療放射線技師(常勤7名)
看護師 (交代制1名)
検査内容
単純X線撮影
単純X線撮影とは、いわゆるレントゲン撮影を指します。
主に胸部や腹部・骨の写真を撮影します。
当院のX線撮影はFPD(フラットパネルディテクタ)を導入しています。FPDは、X線をデジタル信号に変換し、高画質かつ低線量で撮影できるため、被ばく量を減らすことができます。
マンモグラフィー(乳房X線撮影)
当院は、日本乳がん検診精度管理中央機構が認定する「マンモグラフィ検診施設」を取得しており、大阪市の乳がん検診認定施設となっています。
また、水曜日の乳腺外来の日の撮像については女性技師が検査を担当しています。
装置:Pe・ru・ru (キヤノンメディカルシステムズ株式会社)
高機能自動露出制御(AEC)機能を有し、乳房厚だけでなく、乳腺密度を判断し、被ばくをできるだけ少なくしながら、常に適切な条件で撮影を行うことができます。
骨密度測定
骨密度測定は、骨の密度(骨量)を測る検査で、主に骨粗鬆症の診断や進行の確認に使われます。
装置:Horizon WI (ホロジック社・アメリカ)
当院では、DXA(Dual Energy X-ray Absorption):二重エネルギーX線吸収測定法を用いた全身の骨密度測定を行っています。 腰椎と大腿骨を同時にスキャンする事で、精度の高い測定を行うことが可能となりました。 全身をスキャンすることで体組成解析(筋肉量や体脂肪率など)の計測にも使用可能で、サルコペニア「加齢による筋肉量減少」の診断にも利用しています。
CT検査
CTは、コンピューテッドトモグラフィ(Computed Tomography)の略称で、X線を人体の周囲360°を回転させながら連続で照射し、体を透過してきたX線の強弱を検出器で収集、コンピューター処理によって、身体内部の断面を画像化する検査です。
検査の目的によってはヨードを含む造影剤を使用して撮影を行います。
装置:SOMATOM Definition AS+(シーメンス社製)
最短スキャン時間0.33秒、1回転で128スライスのデータが収集できます。秒間174mmの高速撮影が可能で、全肺(30cm)をわずか1.8秒で撮影することができます。検査時の被ばく低減を装置自身が自動で判断する新しいテクノロジーを搭載しており、患者さんへの被ばくを最大限まで減らす機能を有しています。装置本体のガントリ開口径は780mmあるので、圧迫感が少なく、最大1600mmの撮影範囲により、救急時の全身撮影検査にも有用なシステムです。
また、冠動脈(心臓)CTも実施しており、循環器の患者さんにも対応しています。この検査は、心筋梗塞や狭心症などの診断に有効な検査で、造影剤を腕から注入し、心臓の動きに合わせて撮影を行い、画像の解析を行うものです。
MRI検査
MRI(Magnetic Resonanse Imaging;磁気共鳴画像)検査とは、X線撮影やCTのようにX線を使うことなく、強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描写する検査です。
装置:Ingenia 1.5T(フィリップス社製)MRIの画質とスピードを向上させた装置です。信号を直接デジタル化することでノイズを減らし、クリアな画像をより短時間で得られます。これにより、検査の効率が大幅に向上し、患者さんの負担も軽減されます。 また、ヘッドホンから音楽を流し検査中のストレスを軽減します。
胃透視・注腸検査
胃透視は、胃の壁に異常がないかを調べる検査です。バリウム造影剤に加えて胃を膨らませる「発泡剤」という炭酸の粉も飲んでいただき、体をさまざまな方向に動かしながら、胃全体を撮影していきます。注腸ではバリウム造影剤と腸を膨らませるための空気を肛門より注入し、腸の壁に異常がないかを調べます。両検査ともに、検査にかかる時間は20~30分です。
どちらの検査も、胃や腸の蠕動(ぜんどう)運動を抑えるため薬を注射する場合が多いです。
装置:EXAVISTA(富士フィルムメディカル株式会社)
血管造影検査
血管造影検査(アンギオグラフィ)は、カテーテルを使って血管に造影剤を注入し、X線で血管の様子を写し出す検査です。
また、腹部血管造影や肝臓がんに対する肝動脈化学療法、その他各種血管系のIVR(Interventional Radiology:非侵襲的治療)も行っています。
サブトラクション機能の向上により、撮影時の動きにともなう画像のブレを、最小限に抑える技術が搭載されており、検査精度の向上に役立っています。
さらに、X線管球を回転させながら撮影を行うことで、さまざまな角度の画像を1回の撮影で得ることができます。これまでCT装置でしか得られなかった3次元の画像データを収集することができるので、より精密な検査、治療を行うことができます。
装置: Trinias (島津製作所)
主な実績 2022年度
検査 | 症例数 |
---|---|
一般撮影検査 | 8,108 |
ポータブル撮影検査 | 1,810 |
骨量検査 | 235 |
CT検査 | 3,941 |
MRI検査 | 1,931 |
造影・TV検査 | 497 |
研究業績
【研究業績】(PDF:66KB)
患者さまへのメッセージ
当科では直接には患者様を診察することはありませんが、各診療科や近隣の開業医の先生方からの依頼を頂いて、診断・治療に結びつく画像検査の実施、読影を行っています。
被曝低減にも心がけつつ、造影検査では安全性に留意し、質の高い画像診断を適切に提供することを心掛けています。
“安全に楽に検査が受けられるように、スタッフ一同努力しております。どうぞ安心して検査をお受け下さい。”
地域医療の先生方へ
CT(単純)、MRI(単純)、骨密度測定の検査予約は下記の地域医療連携室にご連絡ください。
尚、検査の実施は翌診療日以降となります。
電話 | 06-6150-8067(直通) |
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月曜~金曜日 | 午前9時~午後8時30分 |
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土曜日 | 午前9時~午後0時30分 |