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外科・消化器外科腹膜炎とは

腹膜炎とは外科豆知識

腹膜炎とは

お腹の中の表面を被っている腹膜が炎症する状態です

  1. 急性腹膜炎:急激に発症して放置すると命に関わるもの
  2. 慢性腹膜炎:ゆっくりと進行し、腹水が貯まってくる

腹膜炎の原因

  1. 急性腹膜炎:胃・十二指腸潰瘍穿孔、大腸穿孔、虫垂炎、胆嚢炎、急性膵炎,骨盤腹膜炎など
  2. 慢性腹膜炎:結核、がん、肝硬変に合併する特発性細菌性腹膜炎など

腹膜炎の症状

  1. 急性腹膜炎:突然の腹痛、持続的な激痛、徐々に痛みが広がる、響く痛み、腹壁が板のように硬くなる、発熱、歩行困難
  2. 慢性腹膜炎: 症状は緩やかであるが,腹水がたまって蛙腹(かえるばら)になる

検査

血液検査(白血球数,CRPの上昇)、腹部X検査、CT撮影など

治療

  1. 急性腹膜炎:原則として緊急手術になります
    1. 胃・十二指腸潰瘍穿孔:腹腔鏡下に穴をふさぐ手術をします
    2. 大腸穿孔:腸切除とともに人工肛門になることが多い
    3. 虫垂炎:腹膜炎を起こした場合は手術で虫垂を切除します
    4. 胆嚢炎:体の外から胆嚢に管を入れて胆汁を抜く処置あるいは胆嚢摘出術
    5. 急性膵炎:薬の治療が基本ですが、重症の場合手術になることもあります
    6. 骨盤腹膜炎:女性の子宮からの感染が原因で、薬物治療を行います
  2. 慢性腹膜炎:薬の治療が中心です。管を入れて腹水を抜くこともあります

重症の腹膜炎

腹膜炎が悪化すると全身に細菌が広がる敗血症や多臓器不全となり、命の危険にさらされます。人工呼吸器や人工透析などの集中治療が必要となります。

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