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外科・消化器外科腫瘍マーカーとは
腫瘍マーカーとは外科豆知識
- 腫瘍マーカーとは
がん細胞が産生する物質で、血液中などで測定可能なものを「腫瘍マーカー」といいます。がんの種類によって特徴的な腫瘍マーカーがわかっています。
- 腫瘍マーカーの特徴
正常細胞でも産生していますので、健康人でも検出されます。
体にがんが存在していても、腫瘍マーカーが高値にならないことがあります。
腫瘍マーカーだけでがんを早期発見することは難しいです。 - 腫瘍マーカーの臨床的意義
がんの進行程度の指標として使います。
進行がんに対する治療の効果:効果があれば腫瘍マーカーが低下。
手術後の再発を判断:腫瘍マーカーが上昇すれば再発を疑います。 - 喫煙と腫瘍マーカー
腫瘍マーカーのCEAは喫煙によって上昇します。従って、喫煙患者さんの場合、CEAは正確な指標にはなりません。禁煙をおすすめいたします。
- 他疾患と腫瘍マーカー
糖尿病、慢性肝障害、呼吸器疾患、腎障害などでも上昇することがあります。
- 主な腫瘍マーカーと基準値
腫瘍マーカー | 主な疾患 | 基準値 |
---|---|---|
CEA | 大腸がん、胃がん、乳癌がん、甲状腺がん、肺がん、卵巣がん | 5.0ng/mL以下 |
CA19-9 | 膵臓がん、胆道がん、胃がん、大腸がん、卵巣がん | 37.0U/mL以下 |
CA15-3 | 乳がん、卵巣がん | 27.0U/mL以下 |
CA125 | 卵巣がん、子宮がん | 35.0U/mL以下 |
AFP | 肝臓がん | 10.0ng/mL以下 |
PIVKA-II | 肝臓がん | 40mAU/mL未満 |
SCC | 肺がん、食道がん、子宮頸がん | 1.5ng/mL以下 |
CYFRA | 肺がん、食道がん | 3.5ng/mL以下 |
PSA | 前立腺がん | 4.0ng/mL以下 |