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外科・消化器外科がん(癌)について
がん(癌)について外科豆知識
1. 「がん」は身近な病気
「がん」は死因の第一位で、2人に1人「がん」になり、3人に1人「がん」で死亡するほど身近な病気です。自分は大丈夫と思っていてはいけません。2分の1の確率で「がん」になるのです。
2. がん(癌)とは何もの?
がん(癌)細胞は、身体の外から入ってきたものではなく、もともと自分の身体を構成する細胞が何らかの刺激によって変化したものです。細胞の設計図と指令にあたるDNAという遺伝情報にタバコや食物に含まれる発がん化学物質や紫外線・X線やウイルスなどの刺激によって傷がつき修復できないと、正しい情報が伝わらず、“いびつな細胞”ができてしまいます。
3. がんは無制限に増殖し転移する
正常な細胞は、古くなると死にます。しかし、”いびつな細胞”が偶然、死なずに無制限に増え続ける細胞になった時、これを がん(癌)と言います。 がんは周囲を破壊し、他の臓器まで飛んでそこでまた増え続けます(転移)。
- リンパ節転移:がんがリンパの流れにのりリンパ節に飛んで増える
- 血行性転移:血管内に入りこみ血液の流れにのり他の臓器で増える
- 腹膜播種:がんが発生した臓器の壁を突き破り、お腹の中に種をまき散らしたように拡がる
4. タバコは発がん物質
喫煙によって癌による死亡が男性で2.0倍、女性で1.6倍増加するとされています。特に肺がんは喫煙との関連が強く、肺がん死亡のうち男性で70%、女性で20%は喫煙が原因と考えられています。従って、禁煙によって発がんのリスクが減少し、死亡率も低下いたします。
5. 主な部位別死亡率(人口10万対)の年次推移
男女とも肺がんと大腸がんが増加しています。女性では乳がんが年々増加し、日本人の14人に1人の確立で発症します。
6. 早期発見でがんは治る
がんは転移のない早期に見つかれば、多くの場合治る病気です。またリンパ節転移があっても、がんが発生した臓器にとどまっていれば、転移した部分を一緒に切除することが可能です。自覚症状がなくても定期的にがん検診を受けることが、早期発見に役立ちます。