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外科・消化器外科虫垂炎ってなに?

垂炎てなに?外科豆知識

虫垂炎とは?

虫垂炎とは、何らかの原因で虫垂に炎症が起こる病態を指し、一般的には「もうちょう」として知られています。強い腹痛が起こり、場合によっては腹膜炎になります。

虫垂はどこにあるの?

大腸の一部であり、右下腹部にあるひょろりとした小さな臓器です。実は「もうちょう」とは病気の名前ではなく、虫垂の根元にある大腸の一部分をさす言葉なんです。

虫垂炎の症状は?

初めはみぞおちの痛み、むかつき程度の症状ですが、1日ぐらいで右下腹部に痛みが移動します。そのまま放っておいて炎症が進むと、お腹が突っ張って歩きづらくなり、下腹部からお腹全体に痛みが広がります。発熱することも多いです。

好発年齢は?

10~20歳代に多いですが、全年齢層で見られます。

虫垂炎の原因は?

便の塊(糞石)やリンパ組織、腫瘍などが虫垂の入り口を塞ぐことで、虫垂内部で細菌が繁殖して膿がたまり、痛みの原因となります。

診断方法は?

  1. 診察:右下腹部を押さえると痛みます。腹筋が硬くなったり、響くような痛みがあると腹膜炎が疑われます。
  2. 血液検査:白血球数、CRP(炎症性蛋白質)が増加します
  3. CT検査、超音波検査:腫れた虫垂を観察します

治療法は?

虫垂炎の治療方法は大きく2通りあります。

  1. 抗生物質による治療
    初期段階であれば「散らす」ことができます
    ただし、再発することがあります
  2. 手術で虫垂を取り除く治療
    根本的な治療法です。
    腹膜炎を起こしている場合は手術が必要です。繰り返す恐れがある場合も手術をお薦めします。

どんな手術になるの?

虫垂を根元で切り取ります。以前は右下腹部の比較的大きな傷でする開腹手術が多かったですが、現在では小さな傷を2、3ヶ所開けるだけの腹腔鏡手術が一般的になっています。
当院では臍1ヶ所に約2cmの傷を開けるだけの単孔式腹腔鏡下手術を行っております。

治療期間は?

  • 抗生物質による治療の場合、1週間程度の入院が必要です
  • 手術の場合、経過が良ければ3、4日の入院になります

注意することは?

垂炎の他にも様々な病気の可能性があります。すぐに病院を受診し、医師の診察を受けてください。

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