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消化器内科ウィルス性肝炎治療
ウィルス性肝炎治療
1. C型慢性肝炎について
2014年にC型慢性肝炎および代償性肝硬変に対して、インターフェロン(IFN)フリーの経口薬のみによる治療が可能となり、高齢者および様々な合併症を有する患者においても安全に治療を行うことができるようになりました。C型肝炎治療ガイドラインにおいて、IFNフリー治療が第1選択とされており、セログループ1についてはハーボニー®配合錠、ヴィキラックス®配合錠、エレルサ®+グラジナ®併用療法、ダクルインザ®+スンベプラ®併用療法およびジメンシー®配合錠が保険適用となっています。またセログループ2についてはソバルディ®+リバビリン併用療法およびヴィキラックス®配合錠+リバビリン併用療法が保険適用となっており、いずれも医療費助成制度の対象です。当院ではIFNフリー治療を積極的に導入しており、2017年6月までに計134名の患者に対して治療を行っています。患者の平均年齢は66歳であり、最高齢は86歳でしたが、いずれも重篤な副作用を生じることなく治療を完遂することができました。また図に示す通り、良好な治療成績が認められています。発癌のリスクの高い高齢者においては、できるだけ早期に抗ウイルス療法を行うことが必要であり、積極的にIFNフリー治療を導入していただくことが望ましいと考えます。
2. 当院消化器内科におけるC型慢性肝炎対するインターフェロンフリー治療の成績
<セログループ1>
<セログループ2>
3. 肝炎医療費助成制度について
C型慢性肝炎に対するインターフェロンフリー治療は、いずれも肝炎医療費助成制度の対象となっていますが、助成の申請にあたっては、日本肝臓学会肝臓専門医が診断書を作成することとなっていますので、治療の導入を検討されている患者さんにつきまして、当科に御紹介いただければ幸いに存じます。
4. 当院消化器内科におけるB型慢性肝炎対する核酸アナログ製剤治療の実績
2002年〜2017年8月現在で191名
(ゼフィックス®31名、バラクルード®152名、テノゼット®8名)