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代表番号 06-6150-8000 土・日・祝休診
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十三市民病院 病院指標令和7年度病院情報の公表

 

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

はじめに 

当院は、全国初の新型コロナウイルス感染症の専門病院として、令和2年5月1日から、令和5年5月8日付で新型コロナウイルス感染症が感染症法上の位置づけが2類から5類へ移行するまでは、一般診療に大幅な制限を設け、COVID-19の軽症・中等症患者の入院診療を行ってまいりました。
5類へ移行後、当院の医療機能は回復傾向にはあるものの、大幅な制限を3年以上設けていた影響は大きく、新型コロナウイルス感染症流行前の令和元年度の水準には程遠い状況です。
以上を踏まえまして、今回の集計期間についても、症例数が10症例未満(「-」表示)の標記が多くなっておりますこと、ご理解頂きますようお願い申し上げます。 

指標の定義

(1)対象患者
●「病院指標」については、令和7年6月1日~令和8年5月31日に退院された患者さんを対象としています。
●「医療の質指標」については、以下の通りです。
    ⁻ 「血液培養2セット実施率」は、令和7年6月1日~令和8年5月31日に当院で診療を受けた入院・外来患者さんを対象としています。
    ⁻ 「リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率」および「広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率」は、令和7年6月1日~令和8年5月31日に退院された患者さんを対象としています。
    ⁻ その他の指標は、令和7年6月1日以降に入院し、かつ令和7年6月1日~令和8年5月31日に退院された患者さんを対象としています。

(2)除外する患者 
●自動車賠償責任保険や労災保険、自費等の患者さん
●入院後、24時間以内に死亡した患者さん、又は生後1週間以内に死亡した新生児の患者さん
●臓器移植の患者さん
●歯科治療のため入院された患者さん
●結核病棟のみに入院された患者さん

(3)その他留意事項
●平均年齢:入院日時点の年齢を基準としています。
●患者数が10未満の場合は、特定の個人を容易に想定できる可能性があるため、「-」(ハイフン)で掲載しています。

令和7年度 十三市民病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

【定義】
⁻ 当院の一般病棟を退院された患者さんの年齢階級別(10歳刻み)患者数。

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年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数 213 50 155 161 185 285 342 686 655 179

・退院患者数の総数は2,911名です。
・60歳以上の高齢の患者さんは全体の約60%を占めており、高齢者の割合が高くなっています。
・周産期医療を手掛ける当院では新生児の入院も多いため、10歳未満の患者さんも一定数います(約9%)。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【定義】
⁻ 入院患者数が10名以上の診断群分類(DPCコード)が存在する診療科を集計対象とする。

⁻ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、診断群分類(DPCコード)が存在していないため、本集計からは除外される。

⁻ 10名以上の診断群分類が存在していなかった下記の診療科については、本集計の対象外とする。
<感染症内科/循環器内科>

⁻ 診断群分類(DPCコード):入院中に「主に治療された病名」と「行われた治療行為(手術、処置等)」等の組み合わせにより患者を分類するもの。

⁻ 集計方法:集計期間内に同一患者が複数回入退院した場合は、その都度1カウントとする。転科した場合、もしくは同じ疾患を複数診療科で治療を行った場合は、主たる診療科にて集計する。

⁻ 平均在院日数(全国):同じ診断群分類での全国すべての病院での在院日数(令和7年度実績)。

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■糖尿病・内分泌内科

 DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(インスリン製剤あり) 48 13.27 13.56 4.17 67.21  
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎 / 75歳以上 / 手術なし) 21 16.33 16.10 14.29 86.14  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎(手術なし) 13 26.54 20.49 7.69 85.31  
080010xxxx0xxx 下肢蜂巣炎等 処置 なし 10 16.00 13.00 20.00 75.40  
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) 処置なし 10 9.20 10.24 0.00 63.80  
・例年通り『2型糖尿病』に対する治療が最も多くなっております。また、社会的問題となっている高齢者救急にも積極的に対応していることから、75歳以上の高齢者の『肺炎等』は、前年に引き続き多くなっています。
・糖尿病・内分泌内科では、糖尿病の正確な病態把握を行い、日本糖尿病学会専門医3名、ならびに糖尿病看護認定看護師、糖尿病療養指導士等の多職種による糖尿病ケアチームが中心となり、患者さんが糖尿病とうまくつきあっていくためのさまざまなケアや対策を実施しています。
・糖尿病患者さんがかかりやすい下肢蜂巣炎等の糖尿病に起因する疾患にも、対応しています。
・糖尿病の教育入院(1週間コース)や糖尿病教室、フットケア外来、透析予防指導、食事指導等も積極的に実施し、糖尿病に対してのトータルケアを行っています。

 
■小児科

 DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上 / 手術なし) 95 7.04 6.18 1.05 0.00  
0400801199x0xx 肺炎等(1歳~14歳 / 手術なし) 15 5.87 5.55 0.00 2.27  
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 14 4.50 5.86 0.00 2.86  
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g~2499g / 手術なし 13 10.23 11.97 0.00 0.00  
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 12 5.67 6.20 0.00 0.58  

・小児科では、『妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害』に分類される新生児疾患(羊水感染症や帝切児症候群など)が、最も多くなっています。新生児に関する疾患以外では、肺炎やインフルエンザ、急性気管支炎等の小児の呼吸器感染症が上位となっています。
・日本小児科学会専門医の常勤医師3名体制で対応しております。
・新生児から思春期頃(出生~小学生)までの呼吸器感染症や腸管感染症、川崎病などの急性疾患を含む小児科疾患全般についての診断、治療、フォローアップに対応しています。

 

■呼吸器内科

 DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
0400802499x0xx 肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし 29 11.28 16.10 3.45 84.03  
0400802299x000 肺炎等(市中肺炎 / 15~64歳 / A-DROPスコア0 / 手術なし) 11 6.09 8.33 0.00 36.64  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎(手術なし) - - 20.49 - -  
040100xxxxx01x 喘息 処置2なし 慢性閉塞性肺疾患等 - - 10.58 - -  
040170xxxxxxxx 肺非結核性抗酸菌症等(肺結核以外) - - 9.96 - -  

・呼吸器内科では、『肺炎等』や『肺非結核性抗酸菌症』が上位となっています。『肺炎等』に分類される症例は、年齢や重症度等によって細かく分類されていますが、呼吸器内科としての『肺炎等』全体の症例数は49症例となっています。
・結核病棟(39床)を有する当院では、感染症内科と協働で結核入院治療も行っております。
・日本呼吸器学会専門医1名を含む2名の常勤医師体制で対応しております。
・呼吸器感染症、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、睡眠時無呼吸症候群など、広範囲にわたる呼吸器疾患の診療を行っています。

 

■消化器内科

 DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
060100xx01xxxx 大腸ポリープ等(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術等) 95 2.41 2.56 0.00 68.11  
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 41 4.98 5.49 2.44 51.59  
060102xx99xxxx 結腸憩室炎等膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 28 7.46 7.58 0.00 59.00  
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎(内視鏡的胆道ステント留置術等) 21 10.71 8.76 0.00 78.57  
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎 処置なし 17 5.18 7.33 0.00 39.59  

・消化器内科では、大腸ポリープ切除症例が例年同様、最も多くなっております。内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(EMR)は、コールドスネアポリペクトミーを導入し、患者さんのニーズに対応するために外来での日帰り手術も対応しております。
・その他は、憩室性疾患や胆のう結石、胆管炎、腸炎等の症例が上位となっております。
・日本消化器病学会専門医7名で診療を行っております。
・内視鏡センターにおいては、消化器内科医と外科医とが一体となったチーム医療を実施し、悪性疾患を中心として消化器疾患全般に対して、精度の高い検査・治療を提供しております。
・急性期、慢性期を問わず健康診断、人間ドックで指摘された消化器領域の異常所見、肝胆膵疾患全般に迅速かつ正確な対応を行えるよう心掛けております。
・肝臓病に関しては、肝臓病専門医がウイルス性肝炎・肝細胞癌に対する最新治療を実施しています。

 

■緩和ケア内科

 DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
040040xx9900xx 肺がん 手術なし 処置 なし 16 25.31 13.45 12.50 76.94  
060035xx99x0xx 結腸がん 手術 処置 なし 16 13.38 7.74 0.00 74.31  
06007xxx9900xx 膵がん等 手術なし 処置 なし 12 21.42 10.70 8.33 77.33  
060050xx99000x 肝がん等(続発性を含む) 手術なし 処置 なし 副傷病なし - - 8.04 - -  
060040xx99x00x 直腸がん等 手術なし 処置 なし 副傷病なし - - 9.05 - -  

・緩和ケア内科では日本人がん死亡数順位の1~3位である肺がん、結腸がん、膵がんが上位となっています。その他は肝がん、直腸がんが続いています。
・2024年より緩和ケア内科外来を開始し、2025年4月1日より緩和ケア病棟を開設いたしました。がんによる疼痛だけでなく、がん治療や治療から生じる様々な身体症状に対して対応しています。
・常勤医師1名で対応しています。医師ならびに看護師、薬剤師等の多職種による緩和ケアチームによる、治療が困難とされたがん患者さんの精神的・身体的苦痛を和らげる緩和ケア治療の体制も整えています。また、院内だけでなく地域医療機関の医師、訪問看護、介護の方々とも協力し対応しています。


■外科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上 / 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術等) 53 4.62 4.56 0.00 67.34  
060241xx97xxxx 痔核(痔核手術等) 22 2.41 5.36 0.00 71.64  
060330xx02xxxx 胆のう結石症等 (腹腔鏡下胆嚢摘出術等) 21 6.57 6.00 0.00 65.05  
060335xx0200xx 胆嚢炎等(腹腔鏡下胆嚢摘出術等) 15 6.47 7.05 0.00 56.80  
060035xx0100xx 結腸がん(腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術等) 13 17.46 14.80 0.00 69.85  

・外科では、鼠経ヘルニア、痔核、胆のう結石、胆囊炎などに対する入院治療が上位となっております。
・鼠径ヘルニアにおいては、臍の1ヶ所の創のみで行う腹腔鏡下での手術を標準治療とし、術後の傷跡があまり目立たない手法での対応を行っております。
・当院は、令和2年4月より大阪府のがん診療拠点病院の認可を受けました。外科では、胃がんや大腸がん等の消化器系の疾患や乳がんに対して、手術や化学療法など患者さんの状態に応じた適切な治療を行っております。
・外科では、腹腔鏡手術を積極的に行い、患者さんに優しい、できるだけ小さな傷による低浸襲な手術を実施することで、早期に回復・社会復帰できるよう努めています。
・日本消化器外科学会専門医2名を含む常勤医師3名体制で診療を行っております。
・消化器内科と密に連携し、早期に診断・治療を開始し、患者さんに応じた手術治療や抗がん剤治療を施行しております。


■整形外科

 DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
070230xx01xxxx 膝関節症(人工関節置換術等) 30 22.53 21.21 0.00 74.10  
160780xx97xx0x 手関節周辺の骨折等 (骨折観血的手術等) 副傷病なし 28 2.11 3.78 0.00 31.43  
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折(骨折観血的手術等) 28 33.14 24.75 67.86 84.04  
160760xx02xxxx 前腕の骨折 骨内異物除去術等 21 2.14 3.07 0.00 62.38  
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む)等 脊椎固定術等 処置 なし 20 16.45 15.27 0.00 72.80  
・整形外科では、膝関節症に続いて手関節周辺の骨折、大腿骨近位の骨折が上位となっています。大腿近位骨折は、急性期治療後の専門的なリハビリテーションが重要なため、転院先での医療計画までを含めた診療計画(地域連携パス)を予め策定しています。そのため、転院率が高くなっています。また、大腿骨近位部骨折の背景にある骨粗鬆症の治療も積極的に行っています。
・5名の常勤医師の全員が日本整形外科学会専門医を有しており、関節外科・脊椎外科・外傷・骨軟部腫瘍・手の外科を中心とした診療を行っております。


■泌尿器科

 DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
110080xx991xxx 前立腺がん(前立腺針生検法) 31 2.48 2.45 0.00 73.52  
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患(経尿道的尿路結石除去術) 29 5.90 5.16 0.00 69.34  
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患(体外衝撃波腎・尿管結石破砕術) 25 2.08 2.36 0.00 51.72  
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍(経尿道的膀胱悪性腫瘍手術) 21 6.48 6.79 0.00 71.00  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症(手術なし) 19 7.79 13.42 0.00 68.47  
・泌尿器科では、例年と同様に前立腺がんの生検の症例が最も多くなっています。次いで、尿路結石、膀胱腫瘍や腎・尿路感染症に対する治療が上位となっています。
・2名の日本泌尿器科学会専門医を含む常勤医師3名体制で対応しております。
・尿路結石症に対する経尿道的尿路結石除去術や体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(ESWL)、悪性腫瘍症例(腎臓がん、膀胱がんや前立腺がん等)に対する手術や化学療法など、患者さんの状態に応じた専門的な治療を行っております。


■産科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
120140xxxxxxxx 流産 38 1.79 2.49 0.00 31.55  
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常(帝王切開術等) 23 8.35 9.32 0.00 32.96  
120260x001xxxx 分娩の異常(帝王切開術等/出血量2000mL未満) 16 9.19 9.29 0.00 27.56  
120170x199xxxx 早産、切迫早産(34週未満 / 手術なし) 13 18.23 19.04 7.69 30.62  
120180xx99xxxx 胎児及び胎盤等の異常 手術なし 11 3.82 6.33 0.00 28.55  
・産科では、前年同様流産が最も多い症例となっています。次いで、帝王切開術を要する疾患ならびに妊娠に起因する合併症等に対する治療が上位となっています。
・集計対象外となる正常分娩も含んだ分娩件数は、年間約180件となっています。当院では、セミオープンシステムを活用してかかりつけ医と連携し、妊婦さんの利便性を向上させながら安心、安全なお産を心がけています。妊婦さんの「生む力」を最大限に引き出し、自然なお産ができるようサポートすることをモットーとしており、必要に応じて鎮痛剤を使用する「和痛分娩」を行っています。
・当院は、大阪市では唯一UNICEF・WHOから『赤ちゃんにやさしい病院』の認定を受けています。母乳で育てたいお母さんを妊娠中だけでなく、産後も助産師による母乳育児外来を通じて母乳育児を支援しています。
・出生前診断については、臨床遺伝専門医によるカウンセリングを適宜行っています。


■婦人科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部がん(子宮頸部切除術等) 25 2.96 2.90 0.00 40.20  
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍(腹腔鏡下腟式子宮全摘術等) 15 6.07 5.90 0.00 47.07  
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍(腹腔鏡下子宮附属器腫瘍摘出術等) - - 6.01 - -  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 - - 9.15 - -  
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部のがん (腹腔鏡下腟式子宮全摘術等) 処置 なし - - 9.63 - -  
・婦人科では、子宮頸がんの前段階である子宮頸部異形成を取り除く手術である『子宮頚部(膣部)切除術』が最も多くなっています。
・次いで、良性腫瘍疾患(卵巣腫瘍、子宮筋腫、子宮内膜症等)や悪性腫瘍疾患(子宮頚部がん、子宮体がん等)に対する手術等の治療を必要とする入院症例が、例年と同様に上位となっています。悪性腫瘍疾患については、化学療法も実施しております。
・当院では、自然開口部である膣を経由した手法により、お腹に傷を残さず、痛みの少ない手術を行っております。
・日本婦人科腫瘍学会専門医4名の常勤医師体制で対応しております。
・婦人科系の様々な症状に対応しており、症状に対してじっくりお話を聞きながら、丁寧な診察と検査を行っています。


■眼科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患(水晶体再建術等 / 片眼) 107 4.03 2.47 0.00 76.64  
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患(水晶体再建術等 / 両眼) 65 7.62 4.24 0.00 79.05  
020220xx97xxx0 緑内障 (緑内障手術等 / 片眼) - - 4.39 - -  
020240xx97xxx0 硝子体疾患 (硝子体茎顕微鏡下離団術・その他のもの等 / 片眼) - - 4.73 - -  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 (硝子体茎顕微鏡下離団術・網膜付着組織を含むもの等) 処置 なし - - 5.34 - -  
・眼科では、例年と同様に、白内障の手術症例が上位となっています。当院の白内障患者さんは全身合併症を伴うご高齢の患者さんが多く、原則として入院手術での対応となっております。また、高齢で認知症に罹患した患者さんも増加してきており、安全性の観点から全身麻酔下での手術を行っています。そのため、全国の平均在院日数に比べて、入院期間も長くなっています。
・日本眼科学会専門医2名の常勤医師3名ならびに眼科専属のスタッフ体制、様々な処置・検査設備を整えており、白内障をはじめとして、緑内障、網膜疾患など、眼科疾患全般の幅広い診療を行っています。
・白内障の小切開超音波手術をはじめ、外来でのレーザー治療等への対応も行っております。

 

■耳鼻咽喉科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢 
030400xx99xxxx 前庭機能障害(手術なし) 25 5.44 4.67 4.00 65.72  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎(手術なし) - - 5.60 - -  
030230xxxxxxxx 慢性扁桃炎等 - - 7.32 - -  
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 - - 5.74 - -  
030390xx99xxxx 顔面神経麻痺 手術なし - - 8.46 - -  

・耳鼻咽喉科では、慢性副鼻腔炎や扁桃周囲膿瘍など咽喉頭の疾患が上位となっています。良性腫瘍(扁桃周囲や顎下腺等)や扁桃炎、顔面神経麻痺などの入院症例もあります。
・1名の日本耳鼻咽喉科学会専門医を含む常勤医師2名体制で対応しております。
・嗅覚障害や味覚障害、難聴、副鼻腔炎などの耳・鼻の疾患や、扁桃炎などの口腔咽頭周囲の疾患、声帯ポリープなどの喉頭の疾患、頭頸部の良性腫瘍等を扱っており、眼と脳を除いて、首から上の多くの疾患に対応しています。

 

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

【定義】
⁻ 現在、日本で最も多い5大癌の患者数を、UICC病期分類の初発・再発別に集計。

⁻ 5大癌:胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌

⁻ 初発患者は、UICC病期分類によりStageごとに分けて集計(Stage0は集計対象外)
・ 初発:当院で癌と診断した場合、または当院で癌に対して初回治療をおこなった症例。
・ UICC病期分類:腫瘍の大きさ・リンパ節の転移の有無・他の臓器や組織への転移の有無という3つの基準を元に、 StageⅠ(早期)からⅣ(末期)の4つの病期に分類するもの。
・ 詳細な検査を実施できなかった場合等、病気分類が不正確なものについては「不明」としてカウント。

⁻ 再発:初回治療の終了後(他施設での治療を含む)、当院で治療を継続した場合、または癌の再発・転移が認められた症例。

⁻ 患者数は延患者数とする(化学療法等入退院を繰り返す場合は、それぞれを集計する)。

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 初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌 - - - 16 - - - -
大腸癌 - 20 11 17 - 24 - -
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - 18 - -

※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

・現在の社会情勢で重点的な対応を求められている生活習慣病の一つである“がん”、その中でも特に罹患率の高い5大癌に対する当院の対応状況を示しています。
・令和2年4月1日から「大阪府がん診療拠点病院」に認定された当院では、検診~診断~治療~緩和ケア・終末期に至る集学的ながん医療を提供しています。
・がんの早期発見・がん予防への貢献のために、大阪市の委託を受けてがん検診を行っています(肺がん、胃がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がん、前立腺がん)。
・診断・治療については、手術による外科的治療をはじめとして、抗がん剤による薬物療法などがんの進行度や患者さんの状態や生活環境に合わせた治療法を選択し総合的に管理しています。
・また、医師ならびに看護師、薬剤師等の多職種による緩和ケアチーム活動をしており、治療が困難とされたがん患者さんの精神的・身体的苦痛を和らげる緩和ケア治療の体制も整えています。
・前年同様胃がん、大腸がんの初発症例が多く、肝がんの再発症例も増えています。乳癌や肺癌のように10症例未満の項目も多いですが、当院では5大癌全ての診療を実施しています。
・「胃癌」・「大腸癌」については、早期~末期のがんまで、幅広く対応しています。
・「乳癌」は、乳腺専門外来を設けて専門医による診察・治療を行っています。手術では乳房温存手術を積極的に行い、薬物療法も行っています。
・「肺癌」は、緩和ケアや化学療法による治療を主に行っています。
・「肝癌」は再発例が最多となっています。肝がんの病態に合わせて、その都度最適と思われる治療法を提示するように努めています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

【定義】
⁻ 市中肺炎:病院外で日常生活を送っていた人に発症した肺炎
  ※入院のきっかけとなった病名及び最も医療資源を投入した傷病名が肺炎(誤嚥性肺炎、インフルエンザ肺炎、ウイルス性肺炎を除く) であって、市中肺炎(入院後発症の肺炎を除く)の患者さんの当院の対応状況を示す。

⁻ 重症度:身体所見、年齢による肺炎の重症度分類(A-DROPスコア)により、年齢性別や脱水症状の有無、血液中の酸素濃度、 意識障害の有無、収縮期血圧の状態で0~5または不明に分類(数字が大きいほど重症)。
    ・ 軽症:0点の場合
    ・ 中等症:1~2点の場合
    ・ 重症:3点の場合
    ・ 超重症:4~5点の場合(ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする)
    ・ 不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合


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 患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症 25 7.84 50.28
中等症 59 14.73 82.98
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

・当院の成人市中肺炎患者数は年間約100症例となっており、COVID-19対応のための診療制限が緩和された直後だった令和5年度(約40症例)から大幅に増加しました。
・重症度別では、中等症の肺炎患者さんが最も多くなっています。重症度が高くなるほど在院期間は長め、平均年齢は高めという傾向になっています。

脳梗塞の患者数等

【定義】
⁻ 医療資源を最も投入した傷病名が、“脳梗塞”の患者さんに対しての当院の対応状況。

⁻ 脳梗塞治療では迅速に治療を行うことがその後の患者さんのADL(日常生活動作)に大きな影響を与える。
そのため、発症日から「3日以内」と「その他」で分類された患者さんの集計結果を示す。

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発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内 - - - -
その他 - - - -

・当院は脳神経外科を標榜しておりませんので、外科的治療が必要な患者さんは、入院後早期に他院へ転院して頂き、内科的治療適応の方が長期の治療を行う場合があります。また、近隣の脳神経外科や神経内科を標榜する病院と連携を強化することで、入院前に他院へ紹介等を行っております。
・当院での脳梗塞症例は、前回同様10症例未満となっております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【定義】
⁻ 入院での手術症例が対象。

⁻ 10名以上の手術症例が存在していなかった診療科については、本集計の対象外とする。

⁻ 入院中に複数の手術を実施した場合は、主たる手術のみを集計。

⁻ 輸血関連、軽微な手術(創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術等)は除外。

⁻ 「術前日数」は入院日から手術日まで(手術当日は含まない)、「術後日数」は手術日から退院日まで(手術当日は含まない)とする。

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消化器内科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢 
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 91 0.55 1.24 0.00 68.73  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 16 1.94 1.81 0.00 68.44  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 15 2.53 17.73 13.33 78.67  
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 10 0.90 8.20 0.00 73.80  
K697-32ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)(2センチメートルを超えるもの)(その他のもの) 10 1.00 8.00 0.00 71.20  

・消化器内科では、例年通り、大腸ポリープや早期の癌を対象とした『内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(直径2センチメートル未満)』が最も多くなっています。『直径2センチメートル以上』のポリープも積極的に治療しています。当院ではコールドスネアポリペクトミーを導入し、患者さんのニーズに対応するために外来での日帰り対応を積極的に取り入れております。
・次いで、胆管炎等に対する『内視鏡的胆道ステント留置術』が多くなっています。
・『内視鏡的乳頭切開術』は総胆管結石等に対する手術です。『肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法』は肝がんに対する手術で、経皮的治療のため体への負担が少ない治療法です。
・当院の内視鏡センターでは、胃カメラ・大腸カメラは全例鎮静剤を用いた検査としております。検査中の苦痛を取り除くだけでなく、より精度の高い検査を行っております。

外科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢 
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 46 1.09 2.83 0.00 65.50  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 43 2.30 5.02 0.00 62.63  
K7432 痔核手術(脱肛を含む。)(硬化療法(四段階注射法によるもの)) 20 0.20 0.85 0.00 72.15  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 16 3.50 18.50 0.00 73.06  
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 10 2.40 21.20 0.00 77.70  

・外科では、鼠径ヘルニアに対して行う『腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術』と、胆のう炎や胆のう結石症等に対して行う『腹腔鏡下胆嚢摘出術』が上位となっています。
・鼠径ヘルニアや胆石、虫垂炎には、臍の1ヶ所の創で行う『単孔式腹腔鏡下手術』を導入しており、それ以外にも、癌を含めた多くの腹部疾患に対して、適応を考慮しながら低侵襲な傷の小さい腹腔鏡手術を積極的に行っており、できるだけ早期に社会復帰できるよう支援しております。
・痔核手術については、痔核硬化療法(ALTA療法)の実施施設として登録されています。この手術は痔核を切り取る手術ではなく、痔核の痛みを感じない部分に注射をする方法です。術後に「傷口から出血する」、「傷口が痛む」ということはなく、1泊2日の短期入院となっています。
・外科疾患については、多くの症例がクリニカルパスを用いた標準治療を行っており、在院期間の短縮化に努めています。

整形外科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢 
K0821 人工関節置換術(膝、股) 等 44 1.07 19.84 2.27 72.84  
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓形成) 26 1.00 16.58 7.69 74.54  
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕、下腿) 等 26 0.31 1.42 0.00 57.96  
K0484 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(手、鎖骨、足、指) 等 22 0.41 1.00 0.00 38.36  
K0461 骨折観血的手術(大腿、上腕) 等 20 2.85 24.05 35.00 78.50  

・整形外科では、関節・脊椎・骨折と広範囲に亘る領域の対応を行っております。
・症例数として多いのは、膝関節症に対する『人工関節置換術』、脊柱管狭窄症等に対して行われる『椎弓形成術』となっています。
・次いで、骨折に起因する手術である『骨内異物除去術』となっています。大腿近位骨折は、急性期治療後の専門的なリハビリテーションが重要なため、転院先での医療計画までを含めた診療計画(地域連携パス)を予め策定しています。そのため、術後の継続的なリハビリ治療を行う施設への転院率が高くなっています。
・当院では、手術後早期にリハビリテーションを開始し、1日でも早く社会復帰できるようリハビリテーション科常勤医師をはじめとしてリハビリスタッフによる治療を行っております。長期のリハビリ治療を必要とする患者さんについては、近隣のリハビリ専門施設と連携し、患者さんの病態や生活環境を踏まえた適切な療養環境の提供をご支援しております。

泌尿器科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢 
K841-7 経尿道的前立腺水蒸気治療 33 1.03 4.21 3.03 76.15  
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 32 1.72 3.69 3.13 69.19  
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 32 1.00 4.28 0.00 72.22  
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 24 0.00 1.00 0.00 51.67  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 23 1.00 7.70 8.70 70.74  

・泌尿器科では、今回から導入した前立腺肥大に対する手術である『経尿道的前立腺水蒸気治療』が最も多くなっています。経尿道的前立腺水蒸気治療は比較的新しい治療法で、尿道から内視鏡を入れ前立腺に細い針を刺し、約103℃の水蒸気を注入する手術です。電気メスやレーザーで「削り取る」のではなく、水蒸気の熱で「内側から小さくする」手術のため出血が少なく、身体への負担が比較的少ない手術です。
・次いで、尿管結石症等に対する『経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)』、膀胱がん対する『膀胱悪性腫瘍手術』、尿管結石に対する『体外衝撃波腎・尿管結石破砕術』、尿管狭窄による水腎症等に対する『経尿道的尿管ステント留置術』が続きます。
・経尿道的尿路結石除去術は、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術が困難な症例に対して実施しており、内視鏡下でレーザーにより結石を砕き摘出する手術となっています。
・『体外衝撃波腎・尿管結石破砕術』は、体外で発生させた強力な衝撃波で体内の結石を砕き、尿と共に排出させる安全性が高い手術で、入院期間も2~3日と短期になっています。
・3名の常勤医のうち2名が日本泌尿器科学会の専門医・指導医であり、うち1名は腹腔鏡手術技術認定医となっております。膀胱がんだけでなく腎がんや後腹膜腫瘍に対しての腹腔鏡手術や前立腺がんに対しての腹腔鏡補助下小切開前立腺切除などへの対応を行っています。

産科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢 
K9091イ 流産手術(妊娠11週までの場合)(手動真空吸引法によるもの) 34 0.76 0.03 0.00 31.65  
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 25 2.44 6.68 0.00 29.32  
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 19 1.00 5.89 0.00 34.16  
K9122 異所性妊娠手術(腹腔鏡によるもの) - - - - -  
K9091ロ 流産手術(妊娠11週までの場合)(その他のもの) - - - - -  

・産科では、流産手術が最も多くなっています。次いで『帝王切開術』の対応件数が多くなっています。帝王切開には、あらかじめ日程を決めて実施する選択帝王切開と、分娩中に母体や赤ちゃんの安全のために経腟分娩から切り替えて行う緊急帝王切開があります。
・緊急帝王切開については、昼夜を問わず、産科医2名・小児科医1名・麻酔科医1名の体制で対応しています。

婦人科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢 
K867 子宮頸部(腟部)切除術 25 0.96 1.00 0.00 40.20  
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 16 1.00 4.88 0.00 49.25  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 11 1.00 4.45 0.00 41.27  
K877 子宮全摘術 - - - - -  
K879 子宮悪性腫瘍手術 - - - - -  

・婦人科では、子宮頸がんの前段階である子宮頸部異形成を取り除く手術である『子宮頸部(腟部)切除術』が多くなっています。次いで、卵巣のう腫等の卵巣の良性腫瘍に対して行われる『腹腔鏡下子宮附属器腫瘍摘出術』が最も多くなっています。
・2番目に多い『腹腔鏡下腟式子宮全摘術』や『子宮鏡下子宮筋腫摘出術』、『子宮全摘術』は子宮筋腫等に対して行われる手術です。
・常勤医師4名(うち2名は女性医師)体制で対応し、良性疾患を中心とした傷の小さい低侵襲手術を心掛けており、積極的に治療に取り組んでいます。
・検査・診断結果をもとに患者さんの身体的、心理的な負担を軽減するための丁寧な診療を行っています。

眼科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢 
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 171 2.12 2.24 0.00 77.50  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) - - - - -  
K2682ロ 緑内障手術(流出路再建術)(その他のもの) - - - - -  
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他のもの) - - - - -  
K279 硝子体切除術 - - - - -  
・眼科では、例年と同様に、白内障に対して行われる『水晶体再建術』が最も多くなっています。
・白内障手術では、小切開超音波手術を主に行っております。総合病院である当院では、全身合併症を有する患者さんが多く来院されますので、原則として、入院での対応となっております。また、認知症や体位保持が困難な患者さんについては、全身麻酔下での手術を行っています。
・網膜剥離や黄斑変性、糖尿病性網膜症や硝子体出血等に対して行われる手術である『硝子体茎顕微鏡下離断術』、『硝子体切除術』、緑内障に対する手術である『緑内障手術(流出路再建術)(その他のもの)』も上位となっています。
・高齢化社会の到来に伴い増加する、加齢による眼科疾患全般に対して手術を行っています。

 

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

【定義】
⁻ 手術や処置等の医療提供に伴い発症する可能性のある重篤な疾患の状況について示す。

⁻ DIC(播種性血管内凝固症候群)、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の患者数を集計。

    ・ 播種性血管内凝固症候群(DIC):さまざまな重症の基礎疾患により全身の血管内で血栓ができる病態
    (感染症、悪性腫瘍等に合併することが多い)
    ・ 敗血症:血液が細菌に感染することにより全身に炎症を起こす病気
    (悪性腫瘍等の治療経過中に免疫不全状態から合併することが多い)

⁻ 上記のような症状が、「医療資源を最も投入した病名」と「入院のきっかけとなった病名」が同一か異なるかで件数を集計。

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DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一 - -
異なる - -
180010敗血症同一 12 0.41
異なる 21 0.72
180035その他の真菌感染症同一 - -
異なる - -
180040手術・処置等の合併症同一 - -
異なる - -

・ここでは、手術や処置等の医療提供に伴い発症する可能性のある、重篤な疾患の状況について示しています。
・がんの手術を中心として多くの手術を実施する当院では、感染防止の専門の医療スタッフを配置し、感染予防に細心の注意を払っています。また、起こり得る合併症については、事前に患者さんにご説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただいています。
・上記4疾患の患者さんが、退院患者さんに占める割合は合計で約2%となっています。当院では、いずれの状態の患者さんも発生することのない努力を日々行っておりますが、様々な要因が関与し、ゼロにはできていないのが現状です。
・入院時は異なる疾患で入院中に敗血症となった症例が21症例ありました。主に、腎盂腎炎や肺炎等の感染性の疾患が進行し、感染が血液に広がることで引き起こされています。その他の項目は10症例未満となっております。

 

令和7年度 十三市民病院 医療の質指標

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

【定義】

(分母)
⁻ 入院時年齢が15歳以上で、肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者さんの人数。

    ※リスクレベルが「中」以上の手術は、「肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2017年改訂版)」(日本循環器学会等)に準じたもの

(分子)
⁻ 分母のうち、「肺血栓塞栓症予防管理料」の算定、または「抗凝固療法」の実施があった患者さんの人数。

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母)分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子)リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
477 465 97.48

・肺血栓塞栓症とは、足や腹部でできた血の塊(血栓)が、肺に行く血管で詰まり、突然の呼吸困難や胸痛、時には心停止を引き起こし命に影響を及ぼす危険な病気です。大きな手術後に、ベッドで長時間安静にしている際、発症しやすいと言われています。
・予防策としては、血液凝固を抑える薬の使用や弾性ストッキングの利用等があります。ただ、病状によってはこれらの対策を実施できない患者さんもおられます。当院の予防対策実施率は98.14%となっており、前回と同様に、ほとんどの患者さんに予防対策を実施できています。
・当院では、対象となる患者さんに予防策を講じることにより、すべての患者さんに安心して手術を受けて頂けるように努めております。

 

血液培養2セット実施率

【定義】

(分母)
⁻ 「細菌培養同定検査(血液)」を実施した入院および外来の患者さんの延べ日数。

(分子)
⁻ 分母のうち、「細菌培養同定検査(血液)」の実施件数が1日に2件以上ある日数。

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血液培養オーダー日数(分母)血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子)血液培養2セット実施率
539 417 77.37

・血液培養検査とは、通常無菌状態である血液を培養し、菌の有無や菌の種類を調べる検査です。感染症診断において非常に重要であり、迅速で正確な検査結果が求められます。血液培養検査実施時は、1セットで検出できない菌も多く、擬陽性による過剰治療を防ぐためにも2セット以上行うことが推奨されています。
・当院の血液培養2セット実施率は、77.37%となっており、前回から約10%上昇しています。適切な感染症治療が行われているかを評価する上でとても重要な指標であり、当院においても2セット以上の実施を原則としております。ただし、症状のない患者さんなど感染を疑わないスクリーニング検査として1回のみ実施する場合もあります。

 

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

【定義】

(分母)
⁻ 広域スペクトルの抗菌薬を処方された退院患者さんの人数。

(分子)
⁻ 分母のうち、入院日~抗菌薬処方日までの期間に、「細菌培養同定検査」の算定があった患者さんの人数。

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広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母)分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子)広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
283 221 78.09

・感染が起こった場所から血液内に病原菌が入ると病原体が体中に広がり、菌血症や敗血症という重篤な感染症になります。それを防ぐためには、罹患後、速やかに病原体を特定し治療に効果的な抗菌薬を選択する必要があります。
・広域スペクトル抗菌薬は、より多くの種類の細菌に効果を期待できますが、薬剤耐性菌も広範囲に選択する可能性があります。抗菌薬の不適切な使用は耐性菌の出現・蔓延に繋がることが知られており、より狭域の抗菌薬を特定するために、血液培養を行うことが望ましいとされており、実際にどれだけ行われているかを見るための指標です。
・当院の細菌培養実施率は78.09%であり、前回から横ばいで推移しています。100%を目指して努力はしているものの、実施できていないことが一定数あるのが現状です。

 

転倒・転落発生率

【定義】

(分母)
⁻ 退院患者さんの在院日数の総和。

(分子)
⁻ 退院患者さんに発生した転倒・転落回数の合計。

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退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した
転倒・転落件数(分子)
転倒・転落発生率
31,999 56 1.75

・入院という環境の変化や疾患そのもの、治療・手術などによる身体的な影響等、様々なことが要因となり、患者さんの転倒やベッドからの転落は少なくありません。特に高齢者の転倒・転落は、大きなけがや死亡に繋がる可能性もあり、注意が必要です。この指標は、入院患者さんに転倒・転落がどの程度発生しているのかを見るための指標です。
・当院の転倒・転落発生率は1.75‰(パーミル)です(1,000名中、1.75名)。当院では、入院患者さんには転倒リスクの評価を行い、見守り支援機器などを活用し転倒予防対策を実施することで、転倒・転落防止に努めていますが、転倒・転落は一定数発生してしまいます。転倒・転落が発生した場合は、医師や看護師などの関係スタッフによるカンファレンスを行い、発生要因を特定し、予防対策につなげるようにしています。

 

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以下の発生率

【定義】

(分母)
⁻ 退院患者さんの在院日数の総和。

(分子)
⁻ 退院患者さんに発生した転倒・転落回数のうち、インシデント影響度分類レベル3b以上の合計。

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退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
- - -

・インシデント影響度分類レベル3b以上というのは、アクシデント(医療事故)に該当し、濃厚な処置や治療を要する、永続的な障害や後遺症が残る、死亡する等、患者さんに実害が発生したことを意味します。
・当院のインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数は10件未満だったため、「-」の表示となっております。患者さんに実害が発生した転倒・転落の発生件数が少なかったことを意味します。
・当院では、インシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落が発生しないよう、入院患者さんには転倒リスクの評価を行い、見守り支援機器などを活用し、転倒予防対策を実施することで、転倒転落防止に努めています。

 

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

【定義】

(分母)
⁻ 退院患者さんのうち、全身麻酔手術を受け、予防的抗菌薬投与が実施された人数。

(分子)
⁻ 分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された人数。

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全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母)分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
537 527 98.14

・現在は細菌感染を起こしていないものの、手術後の感染リスクを未然に防ぐことを目的として、抗菌薬をあらかじめ投与することを「予防的抗菌薬投与」といいます。手術後に手術部位感染が発生すると、治療に時間がかかり、入院期間も長期化してしまうため、適切な予防的抗菌薬の投与は重要です。開胸、開腹を伴う手術等では、手術開始直前に抗菌薬を投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
・当院の手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率は98.14%です。抗菌薬投与後、手術開始前の処置等に時間を要してしまいわずかに1時間を超えてしまうことがまれにありますが、ほとんどの患者さんに手術開始前1時間以内に投与できています。

 

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

【定義】

(分母)
⁻ 退院患者さんの在院日数の総和。ただし、同一日に入退院した患者さん及び、入院時にすでに褥瘡を保有していた患者さんを除く。

(分子)
⁻ 分母のうち、d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡が入院中に新規で発生した患者さんの人数。

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退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
30,559 21 0.07

・褥瘡(床ずれ)は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡が発生すると、患者さんのQOLの低下につながり、感染を引き起こすこともあり、治療が長期に及ぶことで、在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つと捉えられています。
・当院の褥瘡発生率は0.07%です。当院では、褥瘡管理専従の皮膚・排泄ケア認定看護師が中心となって、褥瘡の発生予防および褥瘡発生時の早期発見・早期治療に取り組んでいます。

 

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

【定義】

(分母)
⁻ 65歳以上の退院患者さんの人数。

(分子)
⁻ 分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者さんの人数。

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65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
1,711 1,703 99.53

・本項目における栄養アセスメントとは、入院患者さんの栄養状態に関する評価を行うことを指しています。当院では、基本的に入院後すぐに看護師による栄養スクリーニングで評価を実施しています。スクリーニングで低栄養リスクの高い患者さんには、管理栄養士がより詳細な評価をして栄養管理計画書を作成し、専門的な栄養管理の介入を実施しております。
・入院早期に栄養状態を評価し、低栄養リスクの高い患者さんに適切な介入をすることは、入院期間の短縮や予後改善につながると言われており、実際に入院早期にどの程度栄養アセスメントが実施されているかを見るための指標になります。
・当院の実施割合は99.53%であり、まれに入院後48時間以内に間に合わなかった場合はありますが、ほとんどの患者さんに早期の栄養アセスメントの実施ができています。

 

身体拘束の実施率

【定義】

(分母)
⁻ 退院患者さんの在院日数の総和。

(分子)
⁻ 分母のうち、身体的拘束を実施した延べ日数。

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退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
31,999 495 1.55

・身体的拘束は、患者さんの行動制限の必要性が強く、二次的な身体的障害が生じる可能性を考慮し、やむを得ない場合のみに適用される処置であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
・当院の身体的拘束実施率は1.55%です。できる限り身体的拘束を行わない努力はしているものの、危険な状況が起きた場合は、主治医を中心に複数名で検討を行い、切迫性(利用者やほかの利用者の生命や身体に危険が及ぶ可能性が高い場合)・非代替性(身体拘束以外に代替する介護方法がない場合)・一時性(身体拘束は一時的なものである場合)の3条件を全て満たし、やむを得ないと医師が判断した場合にのみ実施しております。身体的拘束を開始した場合は、毎日カンファレンスで身体的拘束の必要性について検討し、遅滞なく身体的拘束を解除できるように努めています。

 

更新履歴

令和8年9月30日 令和7年度 病院指標及び医療の質指標の公開

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