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診療科と主ながんの種類腎がん
腎臓がん
腎臓がんの治療は基本的には手術療法になります。腫瘍が直径4㎝以下(stageT1a)と7㎝以下(stageT1b)の一部の場合は、腫瘍のみを摘出し、正常な腎の実質を残す腎部分切除術の対象になります。またそれ以上大きなものについては腎摘出術の適応となりますが実際には個々の患者さんの腫瘍の大きさや性状・位置によって手術方法が決定されます。また当院では基本的にはより体への負担の少ない腹腔鏡を用いた手術となりますが、手技的に困難なもの(腫瘍の位置が腎臓の内部深くにある、所属リンパ節転移や周囲への浸潤がある、腫瘍が非常に大きいなど)については、開腹での手術になります。
また転移・再発のケースにつきましては、単発なものについては可能な限り摘出術を行い、手術が困難あるいは転移を多数認める場合には、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬による治療を行っています。