大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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中央臨床検査部 微生物検査室

WASP
業務内容

微生物検査室では、患者さんから採取された痰、尿、便、体液などを顕微鏡での観察や培養検査・遺伝子検査等を行って病気の原因となる微生物(細菌、ウイルス、カビ、原虫、寄生虫など)を見つけだし、病気の原因となる菌の治療に有効な薬を調べます。また、当院は第一種感染症指定医療機関として、赤痢・コレラ・腸チフス・腸管出血性大腸菌O157などの感染症に迅速かつ適切に対応しています。
診察に際しては、症状・食べた物(吐き気、腹痛や下痢などの時)・海外渡航歴などを医師にお伝え下さい。

実施項目

 

◇迅速診断検査(検査キットによる迅速な検査)
・ウイルス(インフルエンザ、RS、アデノ、ロタ、ノロ)
・細菌(A群溶連菌、肺炎球菌、レジオネラ菌、病原大腸菌O157など)

 

 

◇塗抹検査
検査材料をスライドガラスに塗り目的に応じて染色を行い顕微鏡で観察します。
・一般細菌検査では主にグラム染色という染色を行い、染まり方や形からどのような菌が存在するのか

  を推定します。
・抗酸菌検査ではチールネルゼン染色、蛍光染色を行い観察します。
・原虫や寄生虫卵検査では、無染色、エオジン染色・ヨード染色などを行い観察します。

 

 

◇培養検査(菌の同定、薬剤感受性検査)
検査材料を培地に塗り、ふ卵器で培養することにより肉眼で観察可能な集落(コロニー)を形成させます。発育する培地やコロニーの形、色などから菌の推定を行い各種自動検査装置や試験管培地などを用いて菌の同定検査を行います。
薬剤感受性検査は、一定濃度の薬剤が存在する中で培養を行い菌の発育の有無を観察し薬剤の有効性を調べます。

 

 

◇遺伝子学的検査
薬が効かなくなる(耐性)原因遺伝子を細菌が持っているか、細菌が遺伝子的に同じかの検査を行います。

 

 

◇チーム医療への参画
医療安全管理部や感染症内科と連携しながら、院内感染の防止や感染症診断の一翼を担っています。

顕微鏡 手袋
キャビネット 1

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