大阪市立総合医療センター > 大阪市立総合医療センターについて > DPC対象病院
急性期病院(DPC病院)は、「大学病院本院群(旧Ⅰ群)」、「特定病院群(旧Ⅱ群)」、「標準病院群(旧Ⅲ群)」に分類されており、平成28年度より当院は「特定病院群(旧Ⅱ群)」の指定を受けています。
「特定病院群(Ⅱ群)」とは、大学病院本院に準じた高い医療レベルを有するとして全国1,757病院あるうちの156病院(うち府内14病院)のみが指定を受けているもので、「難しい手術の件数」や「重篤な内科疾患の件数」、「重症患者に対する診療の実施」などの医療実績が大学病院本院と同等であるということを示しています。
今後も当院は、「特定病院群(旧Ⅱ群)」の指定病院として、地域の医療機関との連携のもと高度で質の高い医療の提供に努めてまいります。
《DPC病院群一覧》
分類 | 医療機関群 | 要件 | 実績 | |
---|---|---|---|---|
全国 | 大阪府内 | |||
大学病院のみ | 大学病院本院群 | 大学病院本院 | 82病院 | 5病院 |
大学病院以外 | 特定病院群 | 大学病院本院に準じた高い医療レベルを有する病院 ・「難しい手術の件数」「重篤な内科疾患の件数」「重症患者に対する診療の実施」等の医療実績が大学病院本院と同等 |
156病院 | 14病院 |
標準病院群 | その他の急性期病院 | 1,519病院 | 113病院 |
大阪市立総合医療センターでは、平成21年7月より、『診断群分類別包括評価方式(DPC)』を導入しています。
これは、入院患者様の病気・症状ごとに、治療に要する費用の一部を「1日あたりの定額」として設定し(国により定められています)、それを基にして入院医療費を計算する制度です。
今まで(平成21年6月まで)の計算方法との違いにつきましては下図をご参照ください。
その他、ご不明な点等がございましたら「医療相談窓口」担当者までお問い合わせ下さい。
DPCでは、ほとんどの診療行為が包括されて定額となりますが、包括される項目であっても、一部出来高で算定するものがあります。次表に主要な項目を掲載しています。
診療区分 | 包括請求される診療内容 | 包括されず出来高請求となる診療内容 |
---|---|---|
基本 | 入院基本料 特定入院料の一部 |
初診料 入院基本料加算の一部 特定入院料の一部(加算扱い分) |
指導・在宅 | ― | 指導管理料、指導用薬剤、材料 在宅医療、診療情報提供(紹介状) |
検査 | 右記を除く検査 検査用薬剤・材料 |
心臓カテーテル、内視鏡検査 診断穿刺・検体採取料 |
画像診断 | 右記を除く検査 検査用薬剤・材料 |
選択的動脈造影カテーテル手技 画像診断管理加算 |
投薬、注射 | 右記を除く投薬・注射 | 退院時に処方される投薬・注射 |
リハビリ | リハビリで使用する薬剤 | リハビリ |
処置 | 右記を除く処置 処置用薬剤・材料 |
基本点数が、1,000点以上の処置 |
手術、麻酔 | ― | 手術、輸血、麻酔の手技、薬剤、材料 |
病理 | ― | 病理診断、病理学的検査診断 |
食事 | ― | 食事療法(食事代) |
その他 | ― | 室料差額、診断書等の文書料など |
入院医療費 = 1日当たりの包括診療費×入院日数×医療機関別係数
+出来高診療費+食事療養費・室料差額等
※医療機関別係数とは、病院の機能に応じて病院ごとに定められる一定の係数です。
平成21年7月1日以降に入院された患者さまが、対象になります。
なお、平成21年6月30日以前に入院された患者さまで、7月以降も引き続き入院される場合は、7月と8月分はこれまでの出来高方式で計算され、9月の医療費からDPC方式で計算されます。
※外来の患者さまは、これまでどおり出来高方式の計算となります。
当センターに入院される患者さんは、原則すべての方が対象になりますが、病名が「診断群分類」のいずれにも該当しないと主治医が判断した場合は、これまでどおり「出来高払い方式」となります。
なお、DPCでは、診断群分類ごとに特定入院期間(包括の期間)が定められており、この入院期間を超えた後からは出来高算定に切り替わります。
また、次に掲げる方も従来どおりの「出来高払い方式」となります。
COPYRIGHT © 地方独立行政法人 大阪市民病院機構. ALL RIGHT RESERVED.