大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

TEL. 06-6929-1221

病院長挨拶

大阪市立総合医療センター > 大阪市立総合医療センターについて > 病院長挨拶

病院長挨拶

 当院はJR環状線桜ノ宮駅、また大阪メトロ都島駅からほど近く、18階建ての大阪市内最大の病院で、許可病床数は1063床、11の領域・臓器別センター、54の診療科を擁しており、大阪市の中核病院として高度急性期医療を提供しています。また「地域医療支援病院」として地域医療の中心的役割も担っています。当院の幅広くかつ高度な医療を求めて、市内はもとより、市外、府外からも多数の患者さんが受診されています。

病院長

 がん医療の分野では「地域がん診療連携拠点病院はいうまでもなく、全国15か所の「小児がん拠点病院」、さらにがん患者の遺伝子を調べて最適な薬や治療法を選ぶ「がんゲノム医療」ができる大阪府下14か所の「がんゲノム医療連携病院」にも指定されています。小児医療では、17の診療科・154床からなる「小児医療センター」で高度で専門的な医療を提供しており、また「AYA世代」と呼ばれる、診療面でもケア面でも小児と成人の狭間にあった15歳から30歳前後の患者さんに最適な治療やケアが行えるように、国内2番目、西日本初の「AYA世代専用病棟」を設置しています。手術は新生児から高齢者までのあらゆる手術を行っており、全身麻酔での手術件数は、令和3年度DPC導入の影響評価に係る調査で全国11番目です。さらに、より低侵襲な手術である「ロボット支援手術」をより広く、より早く患者さんに提供できるように最新の「ダビンチXi」を西日本で初めて2台体制に強化しました。ほかにも、周産期医療では高度な周産期医療を行える市内2か所の「総合周産期母子医療センター」、救急医療では市内6か所の「3次救急医療機関」かつ府下3か所・市内唯一の「小児救命救急センター」であり、また市内唯一の「感染症指定医療機関」です。そのほか精神科医療、災害医療も担っており、地域になくてはならない医療機関となっています。

 これまで「新型コロナ危機」に際しても、市内最大の病院で、また皆さまの健康と医療を守る市民病院の責務として、当初から率先して重症者はもちろんのこと中等症の患者さんまで、多くの患者さんの入院治療を行ってまいりました。同時に当院が担うべき3次救急やがん医療、小児、周産期医療といった地域医療もしっかりと維持してまいりました。

 新型コロナ対応で公立病院の役割が議論されてきましたが、これからも地域に望まれる地域に不可欠な病院として、また「地域医療を守る最後の砦」の公立病院として「安全で良質な医療」を引き続き皆さまに提供するとともに、常に「より高度な医療」と「ここでしか治せない医療」を追求していきたく思います。
 本年は1993年に病院が開設してちょうど30年になります。患者さん及び市民の皆さまの信頼にお応えできるよう、職員一同努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

令和5年4月1日
病院長  西口 幸雄

PAGE TOP