大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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神経鞘腫

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特徴

末梢神経のさや(シュワン鞘)から発生する良性の腫瘍です。聴神経(音を聞いたり身体のバランスをとったりする神経)から発生する事が多く、これを聴神経鞘腫(もしくは聴神経腫瘍)と言います。難聴や耳鳴り、めまいで発症する事が多く、進行すると顔面の痺れ、歩行障害を来します。最初は突発性難聴と診断される事もしばしばあります。

治療方法

大きく分けて、①開頭による摘出術、②定位的放射線治療(ガンマナイフ)、③経過観察、の3つの選択肢があり、これらを組み合わせて治療を検討します。一般的には手術治療(2〜3週間の入院期間)よりガンマナイフ治療(2泊3日の入院期間)が好まれる傾向にありますが、患者様の年齢や腫瘍の進行度を見て、治療の目標が何なのかを考えて、治療の根治性(短期および長期の有効性)と安全性のバランスが最も良い治療方針を提供します。

治療方法

(左)最大径4㎝の聴神経鞘腫による脳幹の圧迫を認める、(中央)手術により脳幹の圧迫を解除し、残存腫瘍に対してガンマナイフ治療を追加した、(右)治療後10年経過し再発なし

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