大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

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TEL.06-6929-1221

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麻酔科紹介

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麻酔科の特徴

  • 麻酔科専門医研修プログラムでの責任基幹施設です。
  • 新生児・小児から高齢者までの幅広い年齢層に対し麻酔管理を経験できます。
  • 麻酔科専門医修得後は集中治療センター・救命救急センターでの短期研修も可能です。

大阪市立総合医療センターは、多発外傷患者や重症患者は勿論、総合周産期母子医療センター(大阪府下6施設)として、妊婦や新生児の受け入れを24時間行っています。特徴として、① 心臓外科を含め豊富な小児症例、② 周産期センター内手術室での産科麻酔、③ 血管造影室でのカテーテル検査・治療④ 小児のMRI検査時の鎮静、⑤ 院内・院外患者の緊急手術への麻酔依頼に対する迅速な対応、が挙げられます。

5歳以下の症例数は1,466例で、麻酔科管理全症例数の17%を占めます(右図)。これは一部の小児専門病院に匹敵する数で、あらゆる年齢層の患者を対象とした総合病院としては、全国でも特筆すべき症例数です。特に生後28日未満の新生児は97例で、年々増加傾向にあります。また全国でも珍しくNICUに隣接した周産期手術室を備え、527件の帝王切開のうち、平日日勤時間帯の318例 (60%)を本手術室で行いました。

麻酔科の特徴

血管造影室でもほぼ毎日、全身麻酔下での検査や血管内治療が行われ、総数は280例でした。一昨年から始まった小児のMRI検査時の全身麻酔は376例に達し、小児系診療科より好評を頂いております。

緊急手術は1,486例で、麻酔科管理全症例数の18%、実に6例に1例に上ります。そしてこの比率は10年近く変化していません。1歳未満の小児は24%、新生児は実に53%が緊急手術で、緊急手術の常時受け入れ体制無くして小児医療は成り立ちません。

麻酔科紹介

現況

手術室は16室あり、16室を麻酔科が管理(全身麻酔、区域麻酔)しています。その内、1室を緊急手術用に待機させ、院内・外からの救急・緊急手術症例で使用しています。麻酔科管理症例数はここ数年約5,800症例と横ばい状態でしたが、2008年には6,000症例を超え、2015年には約7,700症例まで達しました。2010年4月からは、アンギオ室で小児不整脈科がカテーテル・アブレーション治療、脳神経外科がコイル塞栓術を、2010年7月からは周産期センター内に帝王切開術専用の手術室を増設(日勤帯のみ使用)と中央手術部以外での出張麻酔も増加しています。このように、当センターでは新生児、小児から成人、さらに高齢者に至るまでそれぞれの年齢層に対し高度医療が行われているため、手術・麻酔内容は多種・多様です。(麻酔管理実績を参照)。周産期医療では重要な麻酔関連部門で、大阪府産婦人科診療相互援助システム(OGCS)による母体搬送を受け入れており、年々、症例は増加かつ重症化し、超緊急手術を要する症例も多数行われています。最後に、当センターは救命救急センターを併設しており、心臓血管外科症例、多発外傷、熱傷など救急症例なども多数受け入れ、昼夜救急手術を行っているのが現状です。

重要項目:2015年度から新規の『麻酔科専門医研修制度』が開始されています。
2015年4月から麻酔科専門医を目指して研修を開始される医師(今後は『専攻医』といいます。)は是非、読んでください。また、詳細は日本麻酔科学会ホームページで確認して下さい。現在の制度からの大きな変更点は、麻酔科専門医試験を受験するためには、日本麻酔科学会から認定を受けた『4年間の専門医研修プログラム』を終了していることが必須となったことです。さらに追加項目として、小児麻酔(6歳未満)25症例、帝王切開術の麻酔10症例、心臓血管手術の麻酔(胸部大動脈瘤手術も含む)25症例、胸部外科手術の麻酔25症例、脳神経外科の麻酔25症例を経験することも申請条件になりました。当センター麻酔科は責任基幹病院として研修プログラムを策定しており、上記の条件は当麻酔科だけで充分に研修できるため、他病院麻酔科での研修は必要なく、麻酔科専門医試験に申請できます。

方針
  • 安全・安心な麻酔の実践:教育システムの充実と監理体制を強化
    短期的に、小児麻酔、産科麻酔、心臓外科麻酔に専従させ、基本的知識・技術を修得させる。
  • 十三市民病院・住吉市民病院麻酔科との連携:義務化
    3病院麻酔科での臨床研修を必須とし、人的・教育的交流を推進する。
  • 初期研修医に対する教育指導の充実:研修中の直接指導者を決め、きめ細やかに指導する。
    教育責任者・担当者:奥谷 龍
  • 後期研修医(麻酔科レジデント)に対する麻酔実践および教育指導
    教育責任者・担当者:奥谷 龍
  • 専門医、認定医資格の取得指導:全員合格をめざす。
    JBPOT教育責任者・担当者:中田 一夫 、金沢 晋弥

臨床研究の推進:学会報告、論文作成の指導体制を強化する。
院内倫理委員会承認研究課題

  1. 分離肺換気時の脳組織酸素飽和度変動と術前呼吸機能の相関関係の検討
  2. 全身麻酔下帝王切開術時における高血圧緊急症予防のためのランジオロール投与の有効性の検討
  3. 全身麻酔薬デスフルランおよびプロポフォールの心臓電気生理への影響の検討
  4. 婦人科手術の術後鎮痛における腹横筋膜面ブロックの有効性の検討
  5. 全身麻酔薬および気道確保法の違いによる、乳腺手術後悪心、嘔吐発生頻度の変化について
  6. 帝王切開症例における術前経口補水療法の、代謝および循環変動、術後経過に対する有効性の検討
  7. 肝臓手術において麻酔薬の違いが肝機能に及ぼす影響の検討
  8. 高齢者の腹部外科手術において、脳内局所酸素飽和度低下症例に治療介入する事で術後認知機能障害は回避できるのか?
  9. 小児における気道確保器具に関する検討―ラリンジアルマスクプロシールとi-gelの比較
  10. 小児における胃食道逆流症に対する外科的治療の術中管理・周術期合併症について-開腹、 腹腔鏡下ニッセン手術の比較検討
  11. 喫煙は肺癌術後の合併症発生率、機能予後に影響を及ぼすか
  12. 口蓋扁桃摘出術後痛に対する予防的鎮痛効果の検討
  13. 静脈麻酔薬プロポフォールの術後悪心・嘔吐防止効果の検討
  14. チアノーゼ性心疾患を有する小児に対する心臓バイパス手術時の脳内局所酸素飽和度 の検討
  15. 食道癌手術手技の向上を目指した術中片肺換気法の検討
  16. 18トリソミー合併小児に対する心臓手術の麻酔管理および術後経過の検討
  17. 腹部大動脈瘤に対する外科的治療の周術期合併症および短期予後についてー開腹人工血管置換術および血管内修復術の比較
  18. 小児脊椎強正術に対する麻酔管理:先天性心奇形合併症例・非合併症例での比較検討
  19. 大腿骨骨折に対する受傷後早期手術および術後経過についての検討
  20. 産科専用手術室開設およびその後の経過、中央手術部運営への効果についての検討
  21. 全身麻酔下での手術後の呼吸機能について:筋弛緩拮抗薬スガマデクスとネオスチグミンの非盲検比較研究

医学部学生に対する教育:クリニカル・クラークシップの推進
救急救命士の気管挿管実習の推進
1992年に救急救命士制度が制定されて以来、最大限協力しています。
年間約12~15名の実習生を行っています。今後も、地域の救急拠点病院としてさらに協力していきたいと考えています。

医学部学生に対する教育

クリニカル・クラークシップの推進

救命救急士の気管挿管実習の推進

1992年に救急救命士制度が制定されて以来、最大限協力しています。
年間約12~15名の実習生を行っています。今後も、地域の救急拠点病院としてさらに協力していきたいと考えています。

地方独立行政法人 大阪市民病院機構
大阪市立総合医療センターの紹介

センター長ご挨拶

1993年12月に大阪市制100周年記念事業の一環として、既存の5病院を統廃合して設立され、「市立医療機関の体系的整備」の基幹となる病院です。立地条件が良く、JRあるいは地下鉄大阪駅より約10分の所にあり、特色は通常の市民病院に加え、小児診療科を併設しているところです。つまり、新生児・乳幼児から高齢者に対し、高度医療を提供しています。現在、病床数は1,063床で診療科としては小児系16診療科、成人系28診療科、中央部門4診療科の48診療科を標榜し、外来患者約2,000人/日、年間手術総数は約9,800例です(詳しくは本センターホームページを参照してください)。また、救急告知病院(第3次救急医療機関)、大阪府災害拠点病院、第1種・2種感染症指定医療機関、エイズ診療拠点病院、がん診療拠点病院、新生児診療相互援助システム基幹病院、産婦人科診療相互援助システム基幹病院、精神保健福祉法指定病院として政策医療を提供するとともに臨床研修指定病院(管理型)として医師の教育・育成にも積極的に取り組んでいます。

2017年7月1日記  奥谷 龍

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