消化器内科

科の特色

当院消化器内科では食道・胃・大腸・胆嚢・胆管・膵臓・肝臓と消化全域の診療を行なっています。

曜〜金曜まで毎日消化器および消化器内視鏡専門医による外来と肝臓専門医による肝臓外来を行なっており、それに加えて消化管・胆膵疾患については週3回の地域初診外来を併設し、地域医療機関からの予約がスムーズに取れるよう地域連携を重視しております。

内視鏡を用いた診断・治療には特に力を入れており,最先端の内視鏡機器や治療機材を随時導入し、消化器内視鏡専門医・指導医に加え、内視鏡技師免許を保有する専任看護師や臨床工学技師も在籍し、より安全で質の高い内視鏡診療を提供できる体制を整えています。胃や大腸の通常内視鏡検査から早期消化管癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、胆管癌・膵癌・総胆管結石などに対する内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)、超音波内視鏡検査(EUS),EUS下ドレナージ治療など高い技術を要する内視鏡治療まで幅広く行なっております。また、消化器内科医と専任看護師は24時間365日体制で勤務しており、緊急疾患に関しては夜間・休日も受け入れ可能です。救命救急部門及び大規模な集中治療センターを有しており、重症胆管炎、重症急性膵炎、消化管出血等の集中治療が必要な消化器疾患や他院で治療困難とされた内視鏡治療も積極的に行なっています。

潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の患者様が年々増加傾向にありますが、当科では消化器外科とも連携を取りながら最新の治療を提供しています。 膵臓癌については、できる限り早期に発見し早期治療で治すことを目標に、膵癌早期発見プロジェクトを展開しています。

肝臓外来は全員が肝臓専門医で、急性・慢性肝障害から肝腫瘍・肝癌まで、肝臓病すべてを対象に専門的な診療を行っています。また、難治性肝疾患に関するセカンドオピニオン外来も行っています。肝疾患についての入院では肝細胞癌の内科的治療、肝腫瘍の針生検、非アルコール性脂肪性肝炎・自己免疫性肝疾患の肝生検などを行っています。

診療方針

消化器内科カンファレンス(1回/週)、内視鏡カンファレンス(1回/週),消化器外科・病理部との合同の内視鏡・病理カンファレンス(1回/3週間)、消化器外科・放射線診断科・病理部との合同症例検討会の肝胆膵カンファレンス(1回/週)、消化器外科・腫瘍内科・放射線治療科と合同の食道・胃カンファレンス(1回/月)、を行ない、チーム医療を実践しています。

専門診のご紹介

内視鏡治療専門外来 (毎週水曜日 午後)

がん地域医療連携クリニカルパス