放射線治療科
科の特色
日本医学放射線学会認定放射線科専門医総合修練機関に認定されています。スタッフは全員が放射線治療の専門医資格を有しています。すべての放射線治療計画は専門医が作成し、複数医師によるカンファレンスでダブルチェックしています。さらに医学物理士と放射線治療専門技師によるチェック後、放射線治療が開始されます。
関連する臨床科(腫瘍内科、呼吸器内科、呼吸器外科、消化器内科、消化器外科、小児血液腫瘍科、小児外科、小児脳神経外科、耳鼻いんこう科・頭頸部外科、口腔外科、泌尿器科、病理診断科など)と症例検討会を実施することで、エビデンスを重視しながら、患者さんごとに最適な治療法を決定しています。
完治をめざす化学放射線療法や放射線療法はもちろんのこと、完治を望めない進行症例にも、延命や疼痛緩和などの症状緩和をめざす緩和的放射線治療を積極的に行っています。悪性腫瘍以外にもバセドウ病眼症などの良性疾患にも放射線治療を行っています。
強度変調放射線治療・画像誘導放射線治療が可能な汎用リニアック、強度変調放射線治療・画像誘導放射線治療専用のトモセラピー、頭部定位放射線照射専用のガンマナイフと特徴の異なる3台の外照射装置を所有しています。症例ごとに最適な装置の選択が可能です。腔内照射・組織内照射可能なイリジウムRALS装置、前立腺がん密封小線源装置を用いて、子宮頚がんと前立腺がんの小線源治療を実施しています。ヨウ化ナトリウム、ラジウムを用いたRI内用療法も実施しています。
詳しくはこちら。
放射線治療装置更新のため汎用リニアックによる外照射治療が休止いたします。
期間は令和6年10月1日~令和7年4月末頃までとなりその間、外照射治療はトモセラピーとガンマナイフの2台の運用となります。
令和7年5月初旬頃より新しいリニアックが稼働予定となり、詳細が決まり次第お知らせいたします。
医学物理士、放射線治療品質管理士、放射線治療専門放射線技師、がん放射線療法看護認定看護師、ホスピタルプレイスペシャリストなどの多職種と連携して、安心安全な放射線治療を患者さんに提供しています。