放射線治療科
診療実績
診療実績データ(年別)
※2024年10月~2025年4月までリニアック1が装置更新によりリニアック2(Tomotherapy1台のみ)の治療患者数となります。
2025年の外照射患者575名のうち強度変調放射線治療の患者は206名、定位放射線治療患者は28名です。
また15歳未満の小児患者は23名です。
2025年外照射疾患別治療患者数(部位別)
| 脳・脊髄腫瘍 | 18人 |
|---|---|
| 頭頸部(甲状腺含む)腫瘍 | 72人 |
| 食道がん | 22人 |
| 肺がん |
82人 |
| 乳腺がん | 84人 |
| 婦人科腫瘍 | 47人 |
| 前立腺がん | 69人 |
| その他 |
113人 |
| 15歳以下の小児悪性腫瘍 | 23人 |
| 15歳以上20歳未満 | 7人 |
疾患情報・コラム
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放射線治療科放射線治療サポート体制放射線治療におけるチーム医療 放射線治療では、医師・看護師・放射線技師・医学物理士など、複数の職種がチームとして情報共有しながら治療に携わっています。 ここでは、放射線治療に携わる主な職種とその役割について紹介します。 1.放射線治療医の役割 ・治療方針の決定 ・治療計画(照射部位・照射パラメータの決定)の策定と、具体的な指示出し ・治療法やその効果、起こりうる副作用についての説明 ・治療効果や副作用などを確認するための治療中および治療終了後診察 2.診療放射線技師の役割 ・治療装置用CTの撮影、治療時の位置合わせ ・治療計画の確認、登録 ・治療中の照射業務やスケジュール管理 ・治療装置の日常点検、治療室での安全確認 3.医学物理士の役割 ・放射線治療計画の作成支援、線量分布の確認 ・放射線が計画どおりに照射されているかの専門的確認 ・治療計画の品質保証、安全性の評価 ・治療装置や照射技術に関する精度管理、品質改善支援 4.看護師の役割 ・治療前の不安や疑問などの相談 ・治療計画用CTやMRI、治療の流れについてのオリエンテーション ・副作用のケア、日常生活へのアドバイス ・治療継続のための精神的サポート 放射線治療部門の診察室や治療室には複数名の看護師が在籍し、安心安全に治療を受けられるようにサポートをしています。 また、副作用に対処し放射線治療を受けながら日常生活を送れるように院内のがん放射線療法看護認定看護師などの多職種と連携して対応しています。 主な連携先 子どもサポートチーム 栄養部 緩和ケアセンター がん相談支援センター 皮膚・排泄ケア認定看護師 など 小児患者が安心して治療を受けるために 当院の特色 当院は小児がん拠点病院として地域医療に貢献しています。 医師、看護師、放射線技師、ホスピタルプレイスペシャリスト、子どもサポートチームが連携しながら、小児が不安を軽減し安心して治療を受けることができる環境作りに取り組んでいます。 1.プレパレーション プレパレーションとは、小児が治療や検査を受ける前に、不安や恐怖心などを軽減するため適切な情報提供や準備を行うことを指します。 オリエンテーション冊子 小児用の放射線治療を紹介した冊子を使い、事前にどのような部屋で、どのような治療をするのかを知ることができます。 位置決め室・治療室の見学 部屋の中を見学したり、実際に台に寝たり、固定具の素材に触れたりして、遊びながらスタッフや固定具に慣れるようにします。 2.治療を継続するためのサポート (1)シール・ブロック・スタンプ 治療期間中、カードにスタンプを1日1個ずつ押したり、シールを貼ったり、毎日少しずつパーツを集めて 治療期間が終了すると完成するブロックを渡し、治療終了までの目標を持てるように工夫しています。 (2)ビーズ・オブ・カレッジ 勇気のビーズ 当院では、NPO法人シャイン・オン!キッズによるビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)のプログラムを取り入れています。 放射線治療室でもビーズ大使の研修を受けた看護師・診療放射線技師が複数在籍し、プログラムを行っています。 プログラムを希望される方は、お申し出ください。 シャイン・オン・ビーズ・オブ・カレッジのホームぺージはこちらをご参照ください。 詳しくはこちら (3)イルカのお出迎え(リニアック室1のみ) リニアック室1では、入口から更衣室までの廊下の天井にイルカが泳ぐ映像を投影し、小児患者の恐怖心を軽減できるように取り組んでいます。 (4)音楽やぬいぐるみなど 希望があれば、CDを持参していただき治療中に好きな音楽をかけることができます。 ぬいぐるみなど、落ち着くものと一緒に治療室に入ることも可能です。詳しく見る -
放射線治療科放射線治療の概要放射線治療の概要 放射線治療について がんの治療法には手術、薬物療法(化学療法・免疫療法)、放射線治療の3つを柱とした治療法があります。 ・手術は、がんを外科的に取り除く治療です。 ・薬物療法は、全身に作用する薬を使ってがん細胞の増殖を抑える治療です。 ・放射線治療は、高エネルギーの放射線を病変に照射し、がん細胞を死滅させる局所治療です。 これらの治療法は、単独で行うだけでなく、がんの種類や進行度、患者さんの状態に応じて組み合わせることで、より高い治療効果を目指します。 放射線治療科で行われる治療には、体外からリニアック等の照射装置を用いて照射する「外部照射」、体内に密封小線源を留置または刺入して照射する「内部照射」の2種類があり、さまざまな装置によって色々な部位の治療に対応することができます。 放射線治療装置についての詳しい説明は、こちらをご参照ください。 詳しくはこちら 放射線治療のしくみ 細胞の中には「体の設計図」ともいうべきDNAがあります。放射線は、このDNAに傷をつけることでがん細胞を攻撃します。傷ついたDNAを修復できない細胞は死滅しますが、正常な細胞はがん細胞に比べて高い修復能力を持っています。 そこで、正常細胞が回復する時間を設けながら放射線照射を繰り返すことで、正常組織への影響をできるだけ抑えつつ、がん細胞を効果的に死滅させます。 治療方針 根治照射 がんの完全な消失(治癒)を目指して行う治療です。 必要に応じて薬物療法などを組み合わせて治療を行います。 準根治照射 根治を目指しますが、周囲の正常組織への影響を考慮しながら、安全に治療できる範囲で最大限の効果を目指します。 必要に応じて薬物療法などを組み合わせて治療を行います。 緩和照射 患者のQOL(Quality Of Life : 生活の質)の維持、向上を目的とします。 痛みの軽減(除痛)、出血の抑制、気道や消化管などの狭窄症状の改善が期待できます。 がんによる神経圧迫症状に対して、緊急で照射を行うこともあります。 病気の進行を一時的に抑える効果も期待できます。 予防照射 将来的な再発や転移のリスクが高いと考えられる部位に対して行います。手術後に目に見えないがん細胞が残っている可能性がある場合に実施します(術後照射) 再発の予防や治療成績の向上を目的としています。 治療のメリット ●臓器の機能や形態の温存が可能 ●副作用(有害事象)は治療部位が中心で全身的な負担は少ない ●多種類の「がん」に使用可能 ●病状によっては外来通院での治療が可能 ●高齢者でも治療が可能 治療を受ける際に知っていただきたいこと ●照射した部位に副作用が生じることがあります ●副作用の種類や程度には個人差があります ●治療回数は病状によって異なり、1日で終了する場合から数週間かかる場合があります詳しく見る -
放射線治療科放射線治療の流れ放射線治療の流れ がん治療の選択肢の1つとして、当院では最先端の放射線治療を提供しています。 安心・安全な治療を受けていただくために、治療の流れについてご紹介します。 STEP1 放射線治療医の診察 主治医から放射線治療の提案後、放射線治療科の診察を受けていただきます。 治療の適応や、内容、方法、副作用、期間など、放射線治療に関する説明があります。 STEP2 治療計画用画像の撮影(治療計画用CTやMRIの撮影) 治療を行う部位の撮影を行います。 この際に体に合わせた固定具の作成や、体に印を記入することがあります。 治療姿勢の一例です。 照射部位などにより、治療姿勢は異なります。詳細については、当日スタッフが説明します。 体幹部用の固定具です。 毎回同じ姿勢をとり、治療中に体が動くことがないようにするために作成します。 頭頸部などの治療をする時に使用する固定具です。 治療計画用CTについての詳しい説明は、こちらをご参照ください。 詳しくはこちら STEP3 治療計画の立案と検証 放射線治療医と医学部物理士が、治療計画用CTやMRIで撮影した画像を元に治療計画を立案します。 放射線を照射する最適な範囲や線量を決定し、放射線治療科カンファレンスで更に検討を行い、各職種に共有されます。 STEP4 治療開始 放射線治療室では、診療放射線技師が治療を担当します。 治療は平日に毎日行い、1回の治療時間は10~20分程度です。(患者さんごとに異なります) 照射中に痛みや熱を感じることはありませんので、安心して治療を受けていただけます。 治療期間中は、週に1度、放射線治療医の診察があります。 また、毎日の治療前には看護師の問診がありますので、気になることがあれば、いつでもご相談ください。 治療の流れについての詳しい説明はこちらをご参照ください。 詳しくはこちら STEP5 治療終了後の経過観察 放射線治療の全日程が終了した後は、紹介元の診療科や病院で経過観察を受けていただきますが、放射線治療医による診察が必要な場合もあります。詳しく見る
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