リンパ管奇形

リンパ管奇形は出生時から2歳までに皮下腫瘤として指摘されることが多い病変です.赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時期にリンパ管の形成異常が起こり,本来は細い管状になるべきリンパ管が膨らんで,大小様々なリンパ袋 (嚢胞)が集まって塊になったものと考えられています.発生部位は頭頚部が50%以上と多く,次いで胸壁,わきの下 (腋窩),四肢などに認められます.嚢胞の内部はリンパ液ですが,病変内で内出血や感染をきたすことがあります.体表の病変は膨らんでおり,触ると軟らかく弾力性があることが多いですが,静脈奇形と異なり姿勢で病変が腫脹することはありません.通常,皮膚の色調は正常ですが,内出血や感染をきたすと腫脹・炎症を起こして,皮膚の色調も変化します.また口腔内や舌,頚部のリンパ管奇形では急性の腫脹によって気道が狭窄することがあるため注意が必要です.治療には静脈奇形と同様に内科的治療硬化療法外科手術があります.

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