大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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小児泌尿器科 <完全予約制>

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科の特色について

1) 小児泌尿器科とは

尿が作られる腎臓、尿が身体の外に排泄される通りみちである尿路(尿管、膀胱、尿道)と、精巣、陰茎などの内・外性器に病気をもつ子どもを治療する分野です。多くは生まれつきの病気で、成人の疾患とは検査・治療の方法が大きく異なります。

泌尿器科併設の病院はたくさんありますが、小児の尿路や生殖器の疾患を専門的に精査・加療できる病院は少ないのが現状です。当院では停留精巣など頻度の高い疾患から、非常に稀な疾患まで、幅広く対応可能です。

 

2) 大きくなっても同一病院でフォローアップが可能

こどもの尿路、生殖器に関する疾患の治療において、併発症については当院の小児感染症内科、小児腎臓内科、小児内分泌内科と連携しています。また、小児期に治療を終了しても、大人になって新たに起こってくる問題(腎機能障害、排尿機能障害、性機能障害)がありますが、当院では生涯にわたるすべての泌尿器科疾患に対応できることが特徴です。

3) 腹腔鏡手術について

当科では日本泌尿器内視鏡学会の技術認定医が3名(2022年6月現在)在籍しています。腹腔鏡手術は従来の回復手術より創が小さく、低侵襲です。

4) ロボット支援腹腔鏡下手術について

当施設は、先天性水腎症に対するロボット支援腎盂形成術を2020年7月より開始しています。健康保険が適応となっており、現在では当院の標準手術になりつつあります。成績良好、2022年6月現在で計16例に実施しました。しかも臍より足側のみに創部を設置するなど、腹腔鏡手術よりもさらに低侵襲性で、創部が将来目立たない術式に改良中です。

 

5) 先進医療について

当施設は、膀胱尿管逆流症に対する腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術に関して、厚生労働省から、先進医療の認定を受けています。この手術の先進医療の認定施設は、日本で4施設(京都府立医科大学、名古屋市立大学、当院、福島県立医科大学:20214月現在)であり、より高度で低侵襲な医療をご提供できます。


先進医療とは

健康保険法等の一部を改正する法律において厚生労働大臣が定めるもので、有効性及び安全性を確保する視点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとしたものです。

小児泌尿器科1
小児泌尿器科2

受診の流れ(診察の一例です)

外来の新患は月曜日から金曜日まで毎日受け付けており、初診までお待たせせずに予約を取っていただけるようにしています。
地域医療連携室へお電話上、ご希望の日時で予約をお取りください。(詳しくはこちら
緊急の場合は当日でも可能な限り対応しますのでご連絡ください。

初診時・再診時の選定療養費について

2016年4月1日より、小児センターでも診療費とは別に初診時・再診時の選定療養費(初診7,700円(税込)、再診3,300円(税込))を徴収することになりました。(詳しくはこちら
紹介状をお持ちでない初診の方、また再診でも定期的に受診のない方は対象となります。
まずかかりつけ医に相談し紹介状をご持参の上、ご来院頂くことをお勧めします。

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