医療安全管理部

部長挨拶

医療安全管理部は2008(平成20)年に発足し、医療センターの中では比較的歴史の浅い部署でありますが、近年の医療の高度化、複雑化にともない、社会的にも医療事故調査制度が開始されるなど、その役割が重視されてきた領域です。 発足以来、医療安全管理体制は少しずつ拡充し、部内に医療安全管理室と院内感染防止対策室を設け、2023年時点で医師5名、看護師9名、事務職員4名が配属されています。
管轄するチームはICTやRRTなど、委員会は医療安全管理委員会や院内感染防止
対策委員会などがあり、多くの職員の協力を得て活動しています。
近年の主な取り組みには、感染防止の分野では新型コロナウイルス感染症対応や抗菌薬適正使用、医療安全の分野ではCV登録医制度、全入院患者を対象とした肺血栓症対策、死亡事例検討会議事録提出制度、死亡時画像診断(Ai)、画像所見見落とし対策があります。安全な医療の提供は、病院職員全員の目標です。診療科や部署、部門と緊密に連携し追求していきたいと考えています。 

医療安全管理部長 山上

トピックス

概要

「世界患者安全の日」とは、「患者安全を促進すべく世界保健機関加盟国による世界的な連携と行動に向けた活動をすること」を目的として、医療制度を利用する全ての人々のリスクを軽減するために2019年にWHO総会で制定されました。
患者安全を促進する事への人々の意識、関心を高め、国際的な理解を深めるとともに、各種媒体を用いて普及活動を推進しています。(厚生労働省HPより)

医療安全管理部の役割

  • 当センターでは、患者さんが安心して質の高い医療を受けられる環境を整備するため、2008年に医療安全管理部を設置し、部内に医療安全管理室と院内感染防止対策室を設けています。
  • 2015年に医療事故調査制度が導入されて以降は、医療事故の再発防止に向けて医療の安全確保並びに透明性の確保に取り組んでいます。
  • 大阪市立十三市民病院を始め、地域の医療機関と相互連携を図り、医療安全の推進に努めています。
  • 詳細は「大阪市立総合医療センター医療安全業務指針」に明記しています。

医療安全管理とは・感染管理とは

医療安全管理とは

医療安全管理とは、患者さんの安全を最優先に考え、医療の安全文化を醸成していく取り組みのことで、例えば事故に至らなかった事例を検証し対策を検討するヒヤリハット報告などが挙げられます。

医療安全管理室

感染管理とは

感染管理とは、病院内での感染症の発生や拡大を防ぐための取り組みのことで、感染制御チームなどが中心となり、多くの職種の連携による組織的対応や教育・啓発活動に取り組んでいます。

院内感染防止対策室

医療安全管理部の基本方針及び行動指針

基本方針

  1. 患者さんが安全で安心な医療を受けられる環境を整える。
  2. 医療事故を未然に防げるように対策を講ずる。
  3. 院内感染を未然に防げるように対策を講ずる。
  4. 医療事故及び院内感染発生時に、適切・迅速に対応する。
  5. 医療従事者が安心して医療を提供できるよう安全面から支える。
  6. 地域への貢献が出来るよう、医療連携を強化する。

行動指針

  • インシデントレポートを活用して事例の分析・対策・周知を行い、医療事故の発生防止に努める。
  • 患者さんおよびご家族から寄せられる皆様の声の中から、リスクマネジメントを行う上で貴重なご意見を取り上げ、分析・評価の上で改善提案を行う。
  • 医療安全・感染管理に関わるマニュアルを整備する。
  • 全職員を対象とした医療安全管理・感染管理研修を開催する。
  • 医療事故発生時には原因究明のための客観的な調査・分析を行う。必要に応じ各種委員会を開催する。
  • 医療事故発生時には患者さん及び家族と医療従事者の円滑なコミュニケーションが図れるようサポートする。
  • 大阪市民病院機構医療安全・感染管理連絡会を開催し、大阪市民病院機構の医療安全・感染管理の向上を目指す。
  • 院内感染防止対策委員会で動向把握・課題の検討を行い、院内感染対策の向上を目指す。
  • 院内感染事例発生時には早期に情報収取・対応を行い、拡大を防止する。
  • 抗菌薬適正使用を推進する。
  • 医薬品に関する安全管理を推進する。
  • 医療機器の安全管理について、医療機器安全管理委員会を通じて適切な管理に努める。
  • 医療安全管理部内において定期的にカンファレンスを行い、医療安全管理の向上のための改善策を検討する。
  • 地域病院との連携。

医療安全管理部と関連する各種委員会との関係図

患者さんへのお願い(患者さんと共に行う医療安全・感染管理)

医療の安全を確保するために、医療安全管理部では様々な取り組みを行っていますが、安全・安心な医療を行うには患者さん・ご家族の皆様のご協力が欠かせません。ご理解とご協力をお願いします。

フルネームを教えてください

病院にはたくさんの患者さんが来院されますので、同姓同名や類似した氏名の方も多くおられます。
患者さんの誤認は重大事故に繋がるため、細心の注意を払っていますが、患者さん自身のご協力もお願いしています。

診察室に入ったら…
①診察券をお渡しください。
②外来基本カードの提示をしてください。
③フルネームを教えてください。

診察室以外でも院内で氏名を名乗っていただく場面があります。お互いに顔と名前を知っている関係であっても、安心・安全な医療を受けていただくために、フルネームで名乗っていただくようお願いします。

治療計画にご参加ください
自分の医療に関する情報を理解できる言葉や方法で十分に提供された後、意見を述べるなど治療計画に参加し、自分の意思に基づいて医療行為を選択する権利があります。
服用されているお薬を教えてください
他院で処方されたお薬や市販薬で服用されているお薬があれば教えてください。
あわせて安全確保のため、アレルギー歴など、ご自身の身体に関する情報もできる限り正確にお伝えください。
抗菌薬を服用する際は医師、薬剤師の指示を守ってください
病院で処方された抗菌薬は医師、薬剤師の指示を守らず、途中で止めると、抗菌薬が効きにくい菌である薬剤耐性菌が発生するリスクが高まります。
耐性菌が増えると、抗菌薬が効きにくい状態となり、これまで感染、発症しても適切に治療すれば軽症で回復できた感染症の治療が難しくなり、重症化や命にかかわる可能性も高まります。
マスクの着用をお願いします
来院時はマスクの着用をお願いします。当センターには病気の治療により免疫力が落ちている方がたくさん来られます。待合室であなたの隣や、向いの席にいる患者さんがそうかもしれません。マスクの着用によりウイルス拡散の可能性を下げるようお願いします。
入院中も感染症の予防対策のため、常時マスクの着用をお願いします。(ベッド上、1人で過ごす時は除きます)
※マスクの着用が困難な患者さんは、主治医・看護師にご相談ください。
履物は踵(かかと)を覆う滑りにくい靴で
入院中は生活環境の変化に病気やケガが加わり、転倒の危険性が高くなります。履物はスリッパではなく、踵(かかと)を覆う滑りにくい靴をお持ちください。