皮膚科

私たちは、難治性皮膚疾患、遺伝性皮膚疾患と皮膚悪性腫瘍に力を入れています。標準的治療に抵抗するアトピー性皮膚炎、外用治療ではコントロールできない乾癬(尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬)、中等度以上の掌蹠膿疱症、難治性の尋常性白斑、良性および悪性皮膚腫瘍、入院治療を要する自己免疫水疱症、膠原病(皮膚エリテマトーデス、皮膚筋炎、ベーチェット病)、皮膚の血管炎、入院治療を要する薬疹(中毒性表皮壊死症、スティーブンス・ジョンソン症候群、薬剤誘発性過敏症症候群)、ウイルス性皮膚疾患(帯状疱疹、成人水痘など)、中等度以上の細菌性皮膚感染症、アレルギー性接触皮膚炎など、入院を要する皮膚疾患、手術治療が必要な皮膚腫瘍、高度な専門的コンサルテーションを必要とする遺伝性皮膚疾患などを対象とします。

 

外来診療は、皮膚科一般外来を月曜日~金曜日の毎日、専門外来として乾癬外来、皮膚腫瘍外来、皮膚アレルギー外来、皮膚遺伝外来  をもうけております。なお、当科は現在、完全予約制ですので、緊急治療を要する疾患以外は近隣の医療機関からの紹介状が必要です。

 

入院治療は、皮膚悪性腫瘍に対する手術療法、皮膚潰瘍の入院治療、その他、帯状疱疹・蜂窩織炎・重症薬疹など、急性疾患の入院治療を行なっています。入院治療終了後は近隣のクリニックなどに紹介し、退院後のフォローをお願いしています。さらに、定期的に勉強会を開催し、近隣の医療機関と治療に関する意識の共有を図り、病診連携につとめております。

診療方針

 本院は高度急性期病院であり、皮膚科においてもその一翼を担う立場から、一般病院皮膚科や皮膚科開業医では対応困難な皮膚疾患を扱うことを基本としております。このような事情から、皮膚科外来は完全予約制としており、難治性皮膚疾患または入院加療が必要な患者を主に診察する方針としております。難治疾患も診断が確定し、治療方法が決定した時点で、紹介元医療機関への逆紹介をすすめております。