児童青年精神科
科の特色
令和8年7月現在、令和9年度の専門医プログラムを開始する専攻医を募集しています! 詳しくはこちらから
・摂食症の小中学生の入院治療を中心に診療しています。「ダイエットで痩せてしまった」「嘔吐、窒息や腹部不快感が怖くて食べられない」小中学生の子どもさんへの入院治療を得意としています。他に、「学校に行けない」「人見知りで話せない」「スマホやゲーム等、生活リズムの乱れ」「ひきこもり」等の小中学生の子どもさんの個性や強みに合わせ、多職種で連携して支援する入院治療を提供しています。
・外来は、完全予約制で専門医からの紹介が必要です。幼児期から思春期の子どもの精神疾患全般、不登校、虐待の影響による精神的問題などに対応しています。急性期総合病院として、他院で対応困難な入院治療を要するレベルの摂食症や不安症の小中学生を優先して診療しています。他院で対応可能な病状の方、長期的診療を要する方、一定の治療方針が定まった方は、地域のかかりつけ医への通院をお願いしています。
診療方針
入院加療について
入院された子どもさんの個性について看護師、心理師、精神保健福祉士、院内学級教諭を含めた多職種でアセスメントし、それぞれの個性と長所に合わせ、治療を進めていきます。
病棟では専従心理師や医師を中心とした集団精神療法を毎日行っています。
集団でのコミュニケーションスキルの獲得、社会経験の練習や不安、体の感覚へのエクスポージャーなど子どもたちの必要に合わせて、個別に対応しています。


食事について
全員が同じ食堂で基本的に食べています。同じ悩みを持つ子ども同士であるからこそ、わかる悩みなどを共有し、励ましあいながら治療に臨める環境になるよう配慮しております。


また小児医療センターや病棟スタッフが主催する行事にも参加していただき、子どもさんたちが楽しみながら、自尊心の回復や同世代との集団に参加できているといった感覚、失敗しても受け入れられるといった経験などを通して、心の安心、安全の確保、回復などを目指していってもらいます。

一般的な小児科病棟との違い、よくあるご質問について
Q, 精神科病棟ってイメージが怖いのですが…
A. 総合病院の中にある全国でも数少ない児童精神科病棟です。入院される子どもさんの多くは小中学生の女性で、穏やかな雰囲気です。小中学生の摂食症、不安症の入院患者さんが多いという、病棟の性質上、男性や行動上の課題の大きい方の入院治療は困難な場合があります。
Q, 付き添いは可能ですか?
A. 付き添い入院は行っておりません。面会は他の病棟同様、午後1時から8時までです。
Q, 親の付き添いがなければ、子どもが不安になると思いますが大丈夫でしょうか?
A. 入院される多くの子どもさんは不安を乗り越える力を持っておられます。
病棟スタッフと協力しながら成長し、病棟の生活に慣れていく子どもさんがほとんどです。
Q, 入院中の勉強はどうなっていますか?
A. 小中学生の入院患者さんの多くは、当科と密接に連携した少人数院内学級で丁寧な教育を受けています。
Q, 持ち込む物の制限はありますか?うちの子どもはほとんど食べられるものがありません。
A. 一般的な小児科病棟と比較して、病棟に持ち込めないものが少しだけあります。
例として、割れものやとがったもの、刃物類などは持ち込みを控えていただいています。
食事に関しては治療の一環として考えています。
そのため、原則的に家族からの差し入れ、持ち込み食は受け付けておりません。
Q, 携帯電話、電子機器の取り扱いはどうなっていますか?
A. 院内学級の終わる14時半から20時まで使用していただけます。
高校生年代の方は9時から20時まで使用していただけます。
子どもさん同士の連絡先交換などは控えていただいています。
教育体制について
当科は精神科専門医プログラムの基幹施設です。また子どものこころ専門医、日本児童青年精神医学会児童精神科専門医、総合病院精神医学専門医(一般病院連携精神医学専門医)、日本精神科救急学会認定医、精神保健指定医の取得が可能です。
現在も、幼児期から老年期までに対応できる精神科専門医プログラムに参加している専攻医が複数所属しております。詳細はお問合せください。
令和8年7月現在、令和9年度の専門医プログラムを開始する専攻医募集しています!
また若手の先生方や小児科から児童精神領域の専門性を高めたいといった先生方のご要望にお応えし、院内でのスタッフ教育、専攻医への勉強会などを常時開催しております。児童精神領域に携わりたいといったモチベーションが高い方が多いため、協力しながら学ぶ体制が整っています。

受診の御案内
外来について
完全予約制です。予約を取得するには紹介状が必要です。
紹介重点医療機関であり、急性期総合病院の役割を考慮して急性期医療に特化する方針としております。
近年、児童精神科診療に対応する精神科クリニックや神経発達症の診療に対応する小児科クリニックが増えてきているため、
他院で対応可能な病状の方、長期的診療を要する方、一定の治療方針が定まった方は適宜身近な医療機関やかかりつけ医への通院をお願いしています。
摂食症や不安症などのために入院を要する可能性のある重症の子どもさん(小中学生)については緊急初診枠で優先して診療させていただきます。
