大阪市立総合医療センターにおける筋弛緩薬(ロクロニウム)の紛失について

大阪市立総合医療センターにおける筋弛緩薬(ロクロニウム)の紛失について

令和6年7月14日

大阪市民病院機構
法人運営本部総務課長
電話:06-6929-3625

 

大阪市立総合医療センターにおける筋弛緩薬(ロクロニウム)の紛失について

 

 大阪市立総合医療センター手術センター内で保管の筋弛緩薬(ロクロニウム)25㎎1瓶の紛失が判明しました。
 直ちに、関係職員からの状況聴取、処方記録の確認、並びに院内関係個所の捜索を行いましたが、現在のところ発見に至らず、所在不明となっております。
 このような事案を発生させ、皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫び申しあげるとともに、今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に努めてまいります。

 

1 概要と経過
 令和6年7月12日(金曜日)14時に、筋弛緩薬(ロクロニウム)25㎎1瓶が所在不明であることが判明しました。
 筋弛緩薬(ロクロニウム)は、手術の前日に、手術予定の患者ごとにケースをセットし、手術センター内にある薬剤管理室の保管金庫に保管することとなっています。

 

・7月10日(水曜日)
 手術前日。筋弛緩薬(ロクロニウム)4瓶(50㎎3瓶、25㎎1瓶)を患者1名分の薬剤をケースにセット
 し、薬剤管理室に保管。
・7月11日(木曜日)8時
 手術当日。患者1名分の薬剤セットを出庫。うち50㎎1瓶のみ手術に使用。
・7月11日(木曜日)16時
 手術終了。使用分の筋弛緩薬(ロクロニウム)の空瓶(50㎎1瓶)、未使用分の筋弛緩薬(ロクロニウ
 ム)を入れたケースを薬剤管理室金庫に返却。
・7月12日(金曜日)10時
 薬剤部において、返却用金庫のケース内をチェックしたところ、未使用の筋弛緩薬(ロクロニウム)25㎎
 1瓶が返却されていないことが判明
・7月12日(金曜日)以降
 薬剤部、麻酔科及びその他関係職員とともに捜索するものの発見に至らず
・7月13日(土曜日)14時
 都島警察署へ筋弛緩薬(ロクロニウム)が所在不明であることを報告

 

2 紛失した薬品名
 筋弛緩薬(ロクロニウム25㎎)1瓶

 

3 原因
 手術センター内での医薬品の管理不備等、複数の要因が重なっていることが考えられるが、現在、詳細な事実を調査中。

 

4 再発防止について
 詳細の調査結果、再発防止策等については、今後、まとまり次第大阪市民病院機構ホームページにて公表する予定です。