大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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泌尿器科

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科の特色

1) 幅広い疾患、年齢に対応

当科は地域がん診療連携拠点病院として尿路・性器の悪性腫瘍の患者さんの治療を中心としています。しかし、癌診療に特化せず、良性疾患、腎不全治療、小児泌尿器科など幅広い泌尿器科疾患に対応しています。

 

当科で対応している主な疾患

泌尿器科 悪性腫瘍:前立腺癌、腎癌、膀胱癌、腎盂尿管癌、尿道癌、精巣癌など
良性疾患:尿路狭窄・閉塞、前立腺肥大症、神経因性膀胱など
腎不全 血液透析、腹膜透析、腎移植
小児泌尿器科 尿道下裂、停留精巣、尿路狭窄など

 

2)尿路悪性腫瘍に対する多様な低侵襲治療と集学的治療

当科では、尿路悪性腫瘍に対して多種多様な低侵襲治療が可能です。前立腺癌、腎癌、膀胱癌に対するロボット支援手術、前立腺癌に対する小線源療法(ブラキセラピー)、IMRT(強度変調放射線療法)といった最新の治療法を単施設で保有し実施可能なことも大きな特徴です。特に手術に関しては、早くから腹腔鏡手術、小切開(ミニマム創)手術などの低侵襲治療に力を入れてきました。2016年からはダヴィンチを用いたロボット支援手術も取り入れ、泌尿器腹腔鏡技術認定医6名、ロボット支援手術プロクター(指導医)1名、certificate(認定医)6名が在籍しています。

 

もう一つの特徴は集学的治療です。内分泌療法、化学療法、分子標的薬、最新の免疫療法についても当科で実施しています。治療方針については、泌尿器科だけではなく放射線腫瘍科と毎週カンファレンスを実施し決定しています。これにより、患者さん一人ひとりの全身状態、生活背景、心情などに合わせた最適な治療の提供を可能にしています。

 

3)当科で治療を行っている主な疾患について

1.前立腺癌

限局性前立腺癌はリスクによって治療法が変わります。低・中リスク症例は、ロボット支援手術、小線源治療(ブラキセラピー)、IMRTのいずれの治療法でも良好な成績をあげることが可能です。高リスク症例の場合には、手術あるいは小線源治療+外照射療法+内分泌療法のように、治療を組み合わせることで、より良い治療成績につながります。当院では、綿密なカンファレンスにより、患者さんごとに最適な治療の組み合わせを検討し、実施しています。2017年のロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術の実績は58例でした。

進行性・転移性前立腺癌に対しても、内分泌(ホルモン)療法や化学療法を用いた治療に加え、骨転移に対する放射性物質の注射療法や、緩和医療科と連携した治療を行っています。

*小線源療法

前立腺癌に対する永久留置による小線源治療とは、弱い放射線を発する小さなシード線源を前立腺内に埋め込み、前立腺内部から癌の治療を行うものです。合併症が比較的少なく、治療成績も手術療法と比べ大きな遜色はありません。当院では放射線腫瘍科と連携し、20104月から201712月末までに157例の治療を実施しています。

 

2.腎癌

腎癌の手術は、腎全摘と腎部分切除術の成績に差がないこと、腎機能の悪化により心血管イベントの増加が報告されていることから、最近は可能な限り腎部分切除術を行っています。ロボット支援手術の導入により、より安全な手術が可能となっており、2017年のロボット支援腎部分切除術の実績は20例でした。

進行性あるいは転移性腎癌に対する薬物療法も積極的に行っています。分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤を使った治療も、十分な副作用対策により安全に行えます。

 

3.膀胱癌

浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘除術は、従来、創の小さいミニマム創手術で行ってきましたが、20184月にロボット支援膀胱全摘術が保険収載され、当科でも同手術を開始しました。膀胱摘除後の尿路変向についても当科ではストーマのないネオブラダー(回腸利用代用膀胱)を始め、あらゆる尿路変向術を行えます。非浸潤性膀胱癌に対する経尿道的手術は年間180例前後であり、安全で確実な切除を行っています。

進行性あるいは転移性膀胱癌に対する化学療法は、従来の抗癌剤だけでなく、最近の免疫チェックポイント阻害剤を用いた治療を開始しています。

 

4.腎不全外科(腎移植、腹膜透析、血液透析、合併症治療)

腎臓・高血圧内科と協力し、腎センターとして保存期から透析・移植まで、総合的な腎不全治療に取り組んでいます。腎代替療法として、血液透析のみならず腎移植、腹膜透析もバランス良く行っております。腎移植は隔週で行っており年間20例前後と近畿でもトップクラスです。腹膜透析手術も年間20-30例と多く手がけており、バスキュラーアクセス関連手術は150-200例です。各科と連携して合併症のある患者さんにも積極的に腎移植を行っています。もちろん献腎移植の登録も行っています。腹膜透析に関しましては、当院で手術・導入を行い、管理はご紹介元で行っていただくことも可能です。副甲状腺など腎不全合併症の外科的治療にも積極的に取り組んでおります。

 

5.その他

重篤な合併症がある、あるいは難治性で治療の難しい良性疾患(前立腺肥大症や尿路結石)の治療も積極的に受け入れています。前立腺肥大症に対しては、新型レーザーによる前立腺蒸散術(健康保険適応)を取り入れる予定です。この治療は、術後血尿や浮腫による影響が少なく、股関節可動域制限のある方でも手術可能です。抗血栓薬を内服中の方にも可能であり、入院日数の短縮も期待できます。

最新で高度な医療の提供を

特に泌尿器癌に対する低侵襲性治療に力を入れています

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