リンパ浮腫外来
リンパ浮腫外来
リンパ浮腫は、乳がんや子宮がんなどの治療に伴うリンパ節の外科的切除などにより、リンパの流れが滞り、細胞の隙間に水分が貯留することにより起こります。
このため、手足が腫れて、だるさ、重さ、疲れやすさを感じやすくなり、日常的にも支障が出ることがあります。
これらの症状を軽くするためには、リンパの流れを出来るだけ活発にすることが重要です。
当センターではフェルディ式複合的理学療法に基づいたリンパトレナージを行っています。
フェルディ式とは欧州で行われている代表的なリンパ浮腫治療の1つで、基本となる4つの治療法である「スキンケア」「医療徒手リンパドレナージ」「弾性包帯や弾性圧迫衣(スリーブ・ストッキングなど)による圧迫療法」「排液効果を促す運動療法」から構成されています。
患者さん一人一人の症状に応じて個別の対応が必要とされ、安全と細心の配慮が重要となります。そのため、ケアを行うためには、まずは、医師の診察を受ける必要があります。
治療が必要となれば、医師の指示のもとで治療を行っていきます。リンパ浮腫を予防し、早期に発見していただくために、医療リンパドレナージセラピストから、これらの正しいケア方法を習得していただき、ご自分でセルフケアができるようになることを目的としています。
リンパ浮腫外来 | |
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対象 | 初回から当センターでがん治療を受けられた婦人科・乳腺外科に通院している方で、医師とセラピストが治療を必要と判断し通院でリンパ浮腫の改善が可能な方とします。 |
外来開催日 | 月曜日~金曜日 9:00~17:00(予約制) |
予約方法 | 婦人科・乳腺外科で受診し、診察の結果で医師が治療を判断し、セラピストが予約をいたします。 |
内容 | フェルディ式複合的理学療法 セルフケアの指導 弾性圧迫衣の紹介 |
費用 | 保険適用外 片側の上肢又は下肢 60分 4,070円(別途材料費要) 90分 6,110円(別途材料費要) |