大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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がんゲノム医療について|泌尿器科

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がんゲノム医療とは

「がんゲノム医療」とは、「がん」の遺伝子を詳しく調べ、一人一人の遺伝子の変化に応じた治療などを行う医療です。最近の「分子標的薬」と呼ばれる抗がん剤はある特別な遺伝子変化をもつがんに良く効くことが知られています。
がんの種類にもよりますが、治療選択に役立つ可能性がある遺伝子変異は約半数の患者さんに見つかります。
しかし、遺伝子変異があっても、使用できる薬がない場合もあり、がん遺伝子パネル検査を受けて、自分に合う薬の使用(臨床試験を含む)に結び付く人は、全体の10~20%程度と言われています。

当科が行う前立腺がんに対するがんゲノム医療について

当院では以前より標準治療の終了した患者さんに対し、主に腫瘍内科でがん遺伝子パネル検査を行ってきました。

泌尿器科としては、転移性去勢抵抗性前立腺がんに対してオラパリブ(商品名:リムパーザ®)が適用拡大されたことから泌尿器がんゲノム外来を令和3年3月より開始しました。

去勢抵抗性前立腺がんについては、様々な薬剤が保険適用となっていますがオラパリブについてはBRCA1/2遺伝子異常がある場合にのみ使用できます。診断に際して当院では適切な遺伝子カウンセリングの後にBRACAnalysis®を用いたコンパニオン診断を行っています。
原則的に診断がついた後は紹介元の施設での治療を行っていただくため、転院ではないことをあらかじめご承知ください。
受診を希望される場合は現在治療を受けている医療機関からの紹介が必要となりますので担当医に相談してください。

また、その際に下記を参考にしてください。
泌尿器がんゲノム外来について:https://www.osakacity-hp.or.jp/ocgh/inv/sur/urology/26289.html

また、上記以外の泌尿器科悪性腫瘍については腫瘍内科によるがんゲノム外来でのパネル診断を行っております。詳細は以下を確認ください。
がんゲノム医療外来について:https://www.osakacity-hp.or.jp/ocgh/about/kyoten/shujii.html

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