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骨の癒合や安定性を得るだけでなく、手指・手関節の動きが重要です。そのため手術のみならず、その後のリハビリにも力を入れています。
肘の複雑な骨折に対するプレート、スクリューによる骨接合術
腱断裂は切創による損傷だけでなく、骨棘や偽関節により腱が磨耗し、皮下で断裂が生じることがあります。これらに対し腱縫合や腱移植術を行いますが、腱の治療では手術だけでなく術後の後療法が重要となります。当科では専門の作業療法士の下、早期運動療法を行うことで腱の癒着を防止し良好な可動域の獲得を目指しています。
屈筋腱断裂に対する腱縫合術では、早期運動療法と組み合わせることで良好な可動域が獲得できます。
断裂腱の縫合が困難であったり、状態が不良である場合、他の腱を力源としてその動きを回復させることができます。
母指伸筋腱断裂に対し示指の伸筋腱を移行し母指の伸展を再建しています。
感覚や運動機能の障害を緻密に評価すると共に、神経伝導検査・筋電図など電気生理学的検査も私たち自身が行うことにより、病巣を正確に診断し、的確な治療を行うことがます。神経の修復や除圧によっても回復しない麻痺に対しては、腱移行や遊離筋肉移植などによる機能再建も行っています。
神経の障害が残ってしまう場合、残存する腱を移行させることで機能回復を行うこともできます。写真は正中神経麻痺により対立不能となった母指に対し、示指伸筋腱を移行し対立可能となっています。
変形の矯正、人工関節、腱移行・腱移植など様々な治療を行っています。
顕微鏡を用いたマイクロサージャリー手術を行っています。
指尖部の切断においても鋭的損傷の場合再接着が可能なことがあります。
通常の手術では治療困難なものに対してマイクロサージャリーを用いた組織移植による治療を行っています。
数十年前の骨折でのプレート固定後の難治性潰瘍 プレートを抜去し、遊離皮弁（前外側大腿皮弁）により欠損部を被覆した。
三角線維軟骨損傷やガングリオン、テニス肘に対し関節鏡を用いた低侵襲手術を行うことができます。
小児整形外科グループと協力し、患児の将来を見据えたきめ細やかな治療を行っています。
母指形成不全に対する母指化術
上肢に関わるすべての疾患について、積極的に治療を行っています。
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