放射線診断科

放射線診断科の診療方針

放射線診断科では診断・治療に結びつく適切な検査の実施、迅速な読影を行い、質の高い画像診断を提供することを心掛けています。
また、計画的な画像診断機器の更新や新技術の導入により医療機能の向上を図り、医療被曝低減にも留意し、安心して放射線診断・IVRを受けていただける環境整備に取り組んでいます。

科の特色

日本医学放射線学会の放射線科専門医総合修練機関で、CT・MRI・RIなど院内の画像診断の大部分を担当し、検査当日に放射線診断専門医により迅速に読影診断レポートを作成しています。検査後の画像や読影診断レポートは病院情報システムに公開しており、リアルタイムに院内のどの端末でも参照可能です。平成24年度からは完全フィルムレス化を実施しています。
MRI装置3台(3T1台、1.5T2台)、CT装置4台(Dual energyCT2台、80列1台、64列1台)、血管撮影装置4台、核医学シンチカメラ2台が稼働しており、平成29年度はMRI 11236件、CT 36803件、血管造影(放射線診断科施行分)300件、核医学検査1922件を施行しました。また、MRI検査は小児の検査を多数行っているのが特色です。
インターベンショナルラジオロジー(IVR)は289件施行しており。特に肝細胞癌に対するIVRは施行実績が豊富で、フラットパネル搭載型腹部血管撮影装置を用いコーンビームCT併用下に精度の高い血管内治療を実施しています。外傷や腫瘍出血、喀血、産科出血などの救急症例にも対応しています。
                                                              日本IVR学会専門医修練施設、日本核医学会専門医教育病院に認定されています。

お知らせ

放射線診断科では他院からの画像診断検査やIVRの依頼を直接には受け付けていません。院内各診療科からの依頼を受けて検査やIVRを行っています。まず、院内の関係ある診療科を受診してください。

全国IVR症例登録事業参加について

当院では、患者さんに安心して医療を受けていただくために、安全な医療をご提供するとともに、患者さんの個人情報の取り扱いにも、万全の体制で取り組んでいます。
日本IVR学会(事務局:〒355-0063 埼玉県東松山市元宿1丁目9番4号 FAX:0493-35-4236)では、本学会に参加する施設で行ったIVR診療(血管塞栓術、血管拡張術など)の情報を登録し、IVR診療の状況を把握し、各種疾患の診断治療の向上に役立てる取り組みをIVR学会症例登録として実施しております。
この事業は、現在の我が国のIVR診療の現状を浮き彫りにし、基礎と臨床の種々の研究にも貢献するものと考えられます。
当院は、上記の日本IVR学会による全国症例登録の趣旨に賛同し、登録事業に積極的に協力してまいります。当放射線診断科でIVR診療を行ないました患者さんについては、個人情報を削除した後、診療内容をIVR学会事務局に届出いたします。但し、非同意の意思表示がなされた場合には届出を致しません。また、後に非同意や登録の削除を申し出られました場合にも登録を削除致します。ご不明な点などありましたら、診療科の担当医までお気軽にお尋ねください。