血液内科

主な疾患と取組

 私たちが日頃、診察を行っている血液疾患は大きく分類すると悪性疾患(造血器悪性腫瘍)と良性疾患に分類されますが、経過中に造血器悪性腫瘍が発症する良性疾患もあります。悪性疾患として急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫)、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、良性疾患として特発性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、自己免疫性溶血性貧血、ビタミンB12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血、血友病等が挙げられます。また悪性疾患ではありませんが、経過中に白血病への移行も認められる疾患としては真性多血症、本態性血小板増多症、骨髄線維症などがあります。
 当科では造血器悪性腫瘍の診断、治療を中心に診療を行っております。新規抗がん剤の開発により治療法の選択の幅が広がり、造血器悪性腫瘍患者さんの予後は改善しております。当科においても新規薬剤の導入、また治療戦略の一つとして同種移植、自家移植を取り入れて、エビデンス(科学的根拠)に基づく積極的治療を行い、予後の改善を目指して参ります。

診療実績

1)外来患者数 2025年度の外来のべ患者数11,433名、外来初診患者数は207名でした。

2)入院患者数(病床44床、内、無菌室10室(16床))
2025年度の新入院数は805名、1日平均入院患者数は39.8名(稼働率86.9%)、在院日数は17.6日でした。

2025年度 疾患別新患者数

・NHL(非ホジキンリンパ腫):69名
・ATL(成人T細胞白血病/リンパ腫):8名
・MM(多発性骨髄腫):28名
・MGUS(意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症):16名
・HL(ホジキンリンパ腫):6名
・AML(急性骨髄性白血病):25名
・ALL(急性リンパ性白血病):5名
・MDS(骨髄異形成症候群):35名
・CML(慢性骨髄性白血病):5名
・MPN(骨髄増殖生疾患):23名
・CLL(慢性リンパ性白血病):7名
・AA(再生不良性貧血):19名
・ITP(特発性血小板減少性紫斑病):28名
・その他の疾患:12名
・幹細胞ドナー:4名

 

3)造血幹細胞移植数

2017年に血液内科は造血幹細胞移植施設として一般社団法人日本造血細胞移植学会より認定、2019年には造血幹細胞移植推進地域拠点病院に認定されております。

造血幹細胞移植・骨髄採取(2026年1月1日)

血縁者移植 非血縁者
移植
さい帯血移植 同種移植合計 自家移植 移植計 非血縁者
末梢血・骨髄採取
2025 1 5 1 7 8 15 2
2024 5 1 0 6 2 8 3
2023 3 7 2 12 3 15 2
2022 1 2 0 3 3 6 0
2021 2 1 6 9
10 19 3
2020 2(1) 4(1) 1 7 6 13 8
2019 2 7 4 13 13 26 7
2018 1 3 1 5 10 15 8
2017 3 3 4 10 10 20 5
2016 0 6 0 6 11 17 5
2015 1 1 5 7 7 14 7
2014 2 5 4 11 11 22 7
2013 5 4 3 12 6 18 2
2012 0 4 0 4 8 12 3
2011 3 3 1 7 4 11

1月1日~12月31日分
血縁者移植数=末梢血幹細胞移植数+骨髄移植数:()内は骨髄移植数 非血縁者移植数:()内は末梢血幹細胞移植

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