血糖コントロールチーム(DCT)
血糖コントロールチーム(DCT:Diabetes Control Team)
2010年(平成22年)より、他科で入院中の周術期血糖管理や高用量ステロイドに伴う高血糖・血糖変動の大きいハイリスク者の血糖管理を、当科を中心としたDCT(Diabetes Control Team)が行っております。糖尿病内科医が当番で血糖コントロールの指示を行い、術後感染の減少や入院期間の短縮に努めております。インスリン自己注射指導や栄養指導が必要なケースには、糖尿病療養指導士を含めた医療スタッフが指導を行っております。
DCT依頼の主な疾患は、2020年度は特に新型コロナウイルス感染症の介入依頼が153件と最も多く、その中で91件はICUでの重症対応が必要な症例でした。そのほかは悪性疾患の介入依頼が多く(図2)、周術期の血糖コントロールや化学療法時の血糖コントロールが多くを占めております。
図1 DCTの年間介入件数