AYA世代
AYA世代のがん患者さんへの支援
AYA世代とは、思春期・若年成人(Adolescent and Young Adult)を指し、一般に15歳から39歳頃までの世代とされています。
AYA世代は、進学、就職、恋愛、結婚、妊娠・出産、子育てなど、人生の大きな出来事が重なる時期です。そのため、この世代でがんなどの病気を経験すると、治療だけでなく、生活や将来についても様々な悩みや不安が生じます。
当院では、患者さんが安心して治療に向き合えるよう、医師、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、保育士などの多職種が連携し、治療や療養生活に関する相談・支援に取り組んでいます。
AYAサポートチーム
当院では、AYA(Adolescent and Young Adult:アヤ)世代(15歳〜39歳)のがん患者さまを対象とした専門のサポートチームが活動しています。
AYA世代は、就学、就職、恋愛、結婚、出産など、ライフステージが大きく変化する時期です。当チームはこの世代特有の心理的・社会的な悩みを理解し、病期(ステージ)を問わず、患者さまの生活の質(QOL)を支えるための包括的なケアを提供しています。
◆ 私たちの強み・4つの特長
① 苦痛のスクリーニング
外来では定期的に、またAYA世代病棟では独自のスクリーニングシートを用いて、患者さまのつらさや希望を問診しています。外来・入院を問わず、必要に応じてAYAサポートチームのスタッフが介入できる体制を整えています。
② 診断時からの意思決定支援とニーズに応じた対応
緩和ケアセンターの看護師が診断時から介入し、治療や生活に関する意思決定支援、ご家族のケア、就労や妊孕性(にんようせい)温存など、一人ひとりのニーズに応じたサポートを実施しています。
③ 定期的なカンファレンス
外来通院、通院予定の思春期世代の患者さまについては、隔週で外来化学療法室と「子どもサポートチーム」が中心となって合同カンファレンスを実施しています。また若年成人の患者さまに関しても、新規の依頼時や看護外来での面談前にミーティングを行い、最適なサポートを話し合っています。
④ 医療用SNSを活用した継続的な連携と地域の多職種との相談・連携
医療用SNSを活用しています。入院中だけでなく、退院後の外来通院中も、院内外の多職種スタッフがリアルタイムでつながり、途切れのないサポートを継続します。さらに医療ソーシャルワーカーによる院外からの相談や、地域の多職種との連携も行っています。
◆ チームの紹介
主治医や看護師からの依頼を受け、患者さまの状況やご相談内容に合わせて、以下の専門スタッフが対応いたします。
【チームの主な構成スタッフ】
- 医師: 緩和ケア内科医 2名
- 看護師: 緩和ケアセンター 3名(がん看護専門看護師1名、乳がん看護認定看護師1名、がん専門相談員1名)
- 医療保育専門士: 1名
- 医療ソーシャルワーカー(MSW): 1名
AYA世代病棟(桜15病棟)
当院は、西日本で初めてAYA世代専用病棟を開設し、思春期・若年成人(AYA)世代の患者さんを支える医療に取り組んできました。
AYA世代は、進学や就職、友人関係など、人生の大切な節目を迎える時期です。当病棟では、病気の治療だけでなく、患者さん一人ひとりの思いや生活、将来への希望を大切にしています。
同世代の患者さん同士が支え合うピアサポートをはじめ、治療を経験した卒業生が自身の体験を語る会や、就労支援など、治療中の生活から退院後の未来までを見据えた支援に取り組んでいます。
患者さんが自分らしさを大切にしながら、安心して治療に向き合い、希望を持って未来へ歩んでいけるよう、一人ひとりに寄り添った支援を行っています。
~AYA病棟での過ごし方のご紹介~


