お子さまへの薬の飲ませ方
お子さまへの薬の飲ませ方
シロップ剤
- シロップ剤には計量カップかスポイトをお付けしています。
薬瓶に貼ってあるラベルに記載の用法・用量にしたがって、正しく一回分の量を測りとります。 - 乳児には一度に飲ませようとせず、少しずつスプーンやスポイトなどで飲ませます。口直しに水やぬるま湯を飲ませます。
※ シロップ剤は幾種類かを調合している場合、あまり保存がききません。飲み残したお薬は捨ててください。
※ 使った計量カップ、スポイト等はきれいに洗って乾かしておきましょう。
ドライシロップ剤
- 一回分を適当な量の水にとかしてシロップにして飲ませます。
(ミルクに混ぜて飲ませるとミルク嫌いになってしまうことがあります。)
※ 粉薬が飲めるお子さんなら、そのままコップ一杯の水で飲ませます。
粉薬(顆粒剤)
- 口の中を湿らせてからコップ一杯の水で飲ませます。
- どうしても嫌がったり、うまく飲めないときは次のような方法があります。いろいろ工夫してください。
※ 一回分を適量の水、ぬるま湯でとかし、スプーンやスポイドで少しずつ飲ませます。
※ ほんの少量の水、ぬるま湯などでだんご状にして、ほっぺたの内側や上あごにこすり付けて飲ませます。
※ 一回量を水に溶かし砂糖を加えて凍らせてシャーベット状にして飲ませます。
※ ミルクに混ぜて飲ませるとミルク嫌いになってしまうことがあります。
錠剤・カプセル剤
- 口の中を湿らせてからコップ一杯の水で飲ませます。
- いつまでも口の中に含んでいると溶け出して苦味などが出てくるものもあります。
坐剤
- 先のとがった方から入れます。
先を溶かしたり、肛門や坐剤の先にオリーブ油などを塗ると入りやすくなります。 - 赤ちゃんならオムツをかえるときの姿勢で、大きいお子さんは横向きに寝た姿勢で入れるとよいでしょう。
※ 二分の一個とか三分の二個とかの指示のときは中身を出す前に清潔なハサミ等で包装ごと切ります。
※ 坐剤を入れた直後に排便とともにくすりが出てしまっていたら、もう一度同じ量を与えても構いません。10~15分たっているなら、どのくらい吸収しているかわかりませんのでそのままにして、4時間以上あけてください。30分以上たっていれば、ほとんど吸収されていると考えてよいでしょう。
※ 坐薬を入れた刺激で排便することがあるのでなるべく排便をすませてから使用してください。
点眼剤
- まず、手をきれいに洗いましょう。
- 小さなお子さんは仰向けに寝かせて親の太ももで頭を動かないようにします。
- 容器の先が目にさわらないようにして1滴を落とします。
※ さした後、お子さんが目をこすらないようにしてください。
塗り薬
- 患部をきれいにします。適量を指先につけて、指示のあったところにうすく塗りのばします。
- 手をきれいに洗います。
- 適量を指先につけて、指示のあったところにうすく塗りのばします。
※ チューブから直接塗らないでください。
※ たくさんぬったからといって効果は変わりません。
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