大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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心臓血管外科

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科の特色と治療方針

 2010年より200例/年以上の心臓・大血管手術を行っており、2018年の心臓大血管手術数(全身麻酔下手術症例数)は269例でした。

 

心臓や大血管疾患に対する、低侵襲治療

 大動脈疾患に対しては、通常の開胸・開腹の人工血管置換術に加えて、ハイブリッド手術室を稼働して胸部・腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療を行っております。また、2016年4月より、高齢者の大動脈弁狭窄症を対象に、循環器内科と共同でカテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)を開始しています。カテーテル大動脈弁置換術は、ご高齢で手術リスクの高い患者様に適応されます。また、透析中の方には現状適応とされていません。
 カテーテル治療の導入により、治療後早期の回復、社会復帰が可能となりましたが、未だ多くの患者様に開心術(人工心肺を使用して、心臓を止めて行う手術)が必要となります。その場合でも、胸骨正中切開(胸の真ん中の胸骨を縦に切る)を回避して、胸腔鏡下に肋骨の間から行う、小切開心臓手術(MICSミックス)が可能かを検討します。
 以下の疾患が、小切開心臓手術(MICS)の適応疾患となります。

 

胸腔鏡下心臓手術の適応疾患 
◆僧帽弁閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症
◆心房細動に対するMaze手術や左心耳閉鎖術
◆大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症
◆心臓腫瘍(左房粘液腫、乳頭状線維弾性腫、ランブル疣贅など)
◆一部の胸部大動脈瘤

 

大動脈弁に対する自己弁温存手術

 従来から大動脈弁閉鎖不全症に対する標準術式は大動脈弁置換術とされてきましたが、大動脈弁輪拡張症など大動脈基部の拡大が弁逆流の主たる原因である場合や,大動脈弁そのものの形態が比較的保たれている場合などには、人工弁を用いない自己弁温存手術(自己弁温存大動脈基部置換術,大動脈弁形成術)が良い適応となる可能性があります。僧帽弁に比較して形態的に形成が困難であるとされてきた大動脈弁においても,手術方法の進歩などにより、近年良い成績が報告されるようになりました。これらの手術では人工弁に関連する長期的な合併症の可能性を回避できることや,ワーファリンの内服が不要であることなどの利点があります。弁の耐久性、ご年齢などを考慮して、機械弁・生体弁・自己弁温存・自己心膜による弁再建術など最適な治療を検討します。

 

緊急患者の受け入れ

 循環器内科と共同でハートライン(循環器内科・心臓血管外科直通電話)を運用し、急性心筋梗塞、不安定狭心症、急性大動脈解離、動脈瘤破裂、急性心不全等の症例を積極的に受け入れています。

 

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