大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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脳神経外科 <完全予約制>

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科の特色

脳神経外科では、良性脳腫瘍、悪性脳腫瘍、脊椎脊髄疾患、脳血管障害、小児脳神経外科、重症頭部外傷などの非常に多岐にわたる疾患領域を担当し、これらの患者様に対して常に最良の医療を提供できるように努めております。それぞれの領域における専門医・指導医が中心となって診療を行っており、紹介患者様や救急患者様に対して地域の医療機関との緊密な連携の元、最先端の医療を行います。

手術ナビゲーションシステムや術中神経機能モニタリングシステム、術中蛍光血管撮影装置などの高度医療機器を使用した顕微鏡下開頭手術、および神経内視鏡手術、脊椎脊髄手術といった最先端の外科治療を積極的に施行しています。ガンマナイフを用いた低侵襲治療は当科の大きな特色です。言語野、運動野などの重要な脳領域に近接した病変に対しては覚醒下開頭手術を行っております。間脳下垂体疾患に対しては内分泌内科との連携の元、ハイビジョン内視鏡による経鼻内視鏡手術を行っております。

診療方針

1.脳腫瘍(担当:岩井、石橋)

最新医療機器を用いて専門医が治療

当科における脳腫瘍の治療方針は、高精度な顕微鏡手術を中心としてガンマナイフや血管内カテーテル治療などとの最適な連携の元に、安全で確実な最良の治療を提供する事ということです。
様々な治療法を組み合わせ、それぞれの専門領域の医師が協力することにより、どのような腫瘍性疾患であっても、どのような病状であっても、最高の治療を行える体制をとっております。

良性脳腫瘍(髄膜腫、神経鞘腫など)

良性脳腫瘍(髄膜腫、神経鞘腫など)では、手術治療によって神経機能を確実に温存しつつ可及的最大限の腫瘍切除を行います。必要に応じてガンマナイフ治療などの追加治療を検討します。当科の特徴として手術治療とガンマナイフ治療を同一の診療科で行っているので、手術による摘出が絶対に必要な部分とガンマナイフで治療可能な部分を治療前に評価し、それぞれの患者様に対して最適な治療計画を検討する事が可能で、良好な治療結果を得ております。

悪性脳腫瘍(神経膠腫、脳悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍など)

悪性脳腫瘍(神経膠腫、脳悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍など)では、最大限度の腫瘍摘出を目標として手術ナビゲーションシステム、術中神経機能モニタリング、術中蛍光診断などの高度先端医療を駆使した手術治療を行っています。言語野や運動野などの重要な脳組織に近接した腫瘍に対しては、麻酔科やリハビリテーション部、手術室看護部とのチームによる覚醒下手術を用いて徹底的な摘出を行っています。また、化学療法、放射線治療、緩和治療に関しては血液内科、腫瘍内科、小児血液腫瘍科、放射線腫瘍科、緩和医療科との緊密な連携により最良の治療を提供します。

間脳下垂体腫瘍(下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫など)

間脳下垂体腫瘍(下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫など)では、各種ホルモン検査による内分泌評価、MRIなどを用いた画像診断、視力および視野などの眼科的評価を行った後、それぞれの患者様に最も適切な治療方針を検討し内分泌内科や耳鼻咽喉科との緊密な連携の下で安全な治療を受けて頂けるように努めております。この領域の腫瘍は経鼻内視鏡手術によって治療を行う事が主流となっております。当科においてもハイビジョン内視鏡などの最新医療機器を用いて専門医が治療にあたります。

2.脊椎脊髄疾患(担当:山縣)

当科における脊椎脊髄外科の治療方針は体に負担の少ない手術を第1の目標としています。対象疾患には変性疾患・外傷・腫瘍・血管障害・キアリ奇形・髄膜瘤等様々であり、頭蓋頚椎移行部から仙骨まで、柔軟に対応しております。疾患によっては保存的治療を優先し、病状・年齢を考慮した上で患者さんと治療方針を決めています。安全性を第1に考え、手術治療はほとんど全てを手術用顕微鏡下に行い、疾患により術中ナビゲーションや神経機能モニタリングを使用しています。また普通はリスクが高くて手術治療が困難と思われるような疾患でも、できる限り治療の可能性を追究しています。たとえば、悪性腫瘍でも日常生活の改善が明らかな場合には、他科と連携の上、積極的に腫瘍摘出・固定術・後療法を行っています。

3.脳血管障害(担当:小宮山、石黒、池田、寺田)

当科における脳血管障害に対する治療方針は、病変の種類・部位・大きさおよび患者様の年齢・病状・合併症などに応じて直達手術もしくは血管内カテーテル治療をうまく使い分けることにより最適な治療を提供するということです。なお、血管内カテーテル治療につきましては脳血管内治療科が担当しますが、すべての症例において密な連携をとっております。

脳動脈瘤

脳動脈瘤では、直達手術によるクリッピング術および血管内カテーテル治療によるコイル塞栓術を症例に応じて選択します。クリッピング術におきましては、術中神経機能モニタリングや術中蛍光血管撮影などの高度先端医療を駆使することにより、良好な治療結果を得ております。

頚部内頚動脈狭窄

頚部内頚動脈狭窄では、直達手術による内膜剥離術および血管内カテーテル治療によるステント留置術を症例に応じて選択し、良好な治療結果を得ております。

もやもや病

もやもや病では、症状を呈している症例に対しては再発予防として積極的にバイパス術を行っており、良好な治療結果を得ております。

脳動静脈奇形

脳動静脈奇形に対してはガンマナイフ治療が低侵襲で有効とされておりますが、当院では開院時よりガンマナイフが稼働しており、積極的に脳動静脈奇形に対するガンマナイフ治療を行っております。また、症例によっては直達手術による摘出術や血管内カテーテル治療による塞栓術も行っており、良好な治療結果を得ております。

4.頭部・脊椎外傷

当科における頭部、脊椎脊髄外傷に対する治療方針は、生命に関わる重症の外傷性疾患に対して、脳神経外科的な外科的介入を迅速に行う事により、脳および脊髄の損傷を最小限にとどめて患者様の機能予後を改善させることです。急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫などの頭蓋内出血に対しては、脳神経センターおよび救命救急センターの協力体制の下、夜間休日であっても十分な体制で緊急手術を行い、これに引き続いて全身管理下での救急治療を行います。同様に重症の外傷である脊髄損傷および脊椎骨折などに対しても手術治療および内科的治療を組み合わせ良好な治療結果を得ております。

5.水頭症・機能性疾患・その他

正常圧水頭症および三叉神経痛、片側顔面痙攣も当科で治療を行っております。正常圧水頭症に対しては、問診および画像診断で本疾患が疑われた場合、タップテスト(試験的に脳脊髄液を抜いて、症状の改善効果があるかどうかを評価する診断方法)を行って、手術の効果予測を検討してからシャント手術(脳室腹腔シャントもしくは腰椎腹腔シャント)を施行します。三叉神経痛に対しては薬物治療で効果が不十分な場合などに手術治療(微小神経血管減圧術)もしくはガンマナイフ治療を行います。片側顔面痙攣に対しては、同様に薬物治療効果が不十分な場合、手術治療(微小神経血管減圧術)を行います。

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