肺は"全身疾患を映す鏡"であり、多様な疾患に柔軟に対応する医療の実践をめざしています。高齢化社会に伴い呼吸器疾患の需要は増すばかりですが、マンパワーの関係もあり救命救急センター、総合診療科、感染症センターの協力を得て、当科では慢性呼吸不全の増悪管理・包括的呼吸リハビリテーション、気管支喘息の重症・急性増悪、肺炎（誤嚥性肺炎を除く）、間質性肺炎などの呼吸器疾患を最新のEBMに基づき診療を行っています。また、腫瘍性疾患については抗癌剤治療は臨床腫瘍科 で行い、当科では腫瘍性疾患の診断、早期肺癌における気管支内視鏡intervention治療を行っています。

　当科では多くの患者さんが外来通院されていますが、多くの患者さんに正しい医療を提供できるようにするため病診連携に重点を置き、症状が安定された患者さんには、なるべくお近くのかかりつけ医にご紹介させていただいています。