大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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腎センター

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ごあいさつ

我が国の透析患者は、2016年末で33万人にせまり、なお増加傾向にあります。その原因としての慢性腎臓病患者数は、腎炎などの治療の進歩にも関わらず、人口の高齢化に伴う腎硬化症の増加や糖尿病性腎症の増加もあり、約1300万人にのぼると推定されています。当院においても、慢性腎臓病患者への対応の重要性などより、2009年より腎センターが設立され、10年目となります。それらの対策としては、蛋白尿、血尿の患者に対する腎生検による診断と早期治療介入を行う。また腎不全に至った場合は、血圧、糖尿病、脂質、貧血、骨・ミネラル代謝障害など管理を当院および地域の先生方との病診連携に基づいた治療を行うなどの対応をしています。これらにより透析導入をできるだけ遅くし、慢性腎臓病患者の心血管疾患の合併も減少させることができると考えます。しかし、その後、末期腎不全となった患者に対しても、血液透析、腹膜透析、腎移植への移行を腎センターとして連携しながら、スムースに行い、予後延長を実現してきています。腎臓・高血圧内科は蛋白尿、血尿患者から腎不全患者への対応、泌尿器科は尿路系悪性腫瘍、尿路結石への対応、腎移植・透析部は腎移植患者、透析患者(血液、腹膜とも)など末期腎不全患者への対応が主となっておりますが、三科が有機的に結合し、すべての腎尿路系疾患、慢性腎臓病患者に対応していきます。さらに今後来たるべき腎の再生医療の時代に対しても三科が連携して対応していきます。

 

腎センター長 小西 啓夫

わが国における慢性透析患者数の推移

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