QI活動報告
冊子刊行にあたって
当院TQMセンターでは、2017年度より院内各部門が日々取り組んでいる医療の質改善への取り組み【Quality Indicator (QI)】を”見える化”する取り組みを行っており、その一部をQI Reviewとして冊子を刊行、病院ホームページに掲載致しております。
当院では42部門が130以上のQI指標を軸として医療の質改善活動に取り組んでおります。2020年度からは新型コロナウイルス感染症の影響がございましたが、2023年度より5類感染症に移行しております。コロナ禍での多くの制約の中、各部門が行った医療の質確保のための様々な取り組みは、これからの働き方改革や医療DXの推進の面からも活きてくるものと考えております。
今回は27部門、44指標の活動をご紹介するとともに、その他の指標についても掲載しております。また、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症がQI活動に与えた影響や、医療の質確保のために各部門で行った対策などについても、ご紹介しております。
より効率的で職員の負担軽減につながるような新しい取り組みもみられますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。
最後になりましたが、QI Reviewの作成に向けてご尽力いただきました各部門のクオリティマネージャー、TQM委員、TQMセンター事務局の方々、そしてなにより、医療の質を保ちながら、地道にQI活動に取り組んでいる職員の皆様に深謝致します。
TQMセンターでは、今後も継続的に各部門・チームの医療の質改善活動を支援してまいります。
大阪市立総合医療センター TQMセンター長 金沢景繁
*TQMとは病院という組織全体(Total)で、医療の質(Quality)改善に関する取り組みを継続的に向上させていく(Management)活動です。
TQMセンター長 金沢 景繁