大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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小児血液腫瘍科

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科の特色

 小児から青年期までの脳腫瘍や神経芽腫などの悪性腫瘍、白血病などの血液疾患、免疫不全や膠原病などの免疫疾患などを専門的に診療するわが国でも有数の診療施設です。大阪府で発生する小児がんの約半数を当科で診療しています。このような疾患、特に白血病や脳腫瘍を含む悪性腫瘍は正確な診断に基づいた的確な治療法の選択が予後に大きな影響を与えます。

また、抗がん剤治療を中心とした治療の実施には充分な経験があるスタッフが必要です。当院では小児腫瘍病理に精通した病理医、小児での経験豊富な放射線治療医のほか、小児外科や小児脳外科、小児代謝内分泌科、児童青年精神科、緩和医療科、小児集中治療部など関連するすべての診療科と一体となって診療を行っています。

2018年4月に15歳から30歳半ばの患者さん専用の「AYA世代専用病棟」を開設しました。成人と小児領域の双方でのがん医療の実績に基づき、疾患ごとに応じた適切な医療を提供するとともに、これまでの成人と小児領域の世代の挟間になりがちであったAYA世代患者さんに対し、AYA緩和ケアチーム、精神科リエゾンチーム、保育士、医療ソーシャルワーカー(MSW)がチームとして診療にあたります。

小児がん拠点病院として地域における小児がん医療および支援の質の向上のけん引役を担っています。

 

 

大阪市立総合医療センター小児医療センターにおける小児がんへの取り組み

神経芽腫に対する抗GD2抗体とサイトカイン併用療法の第Ⅱb相臨床試験を開始しました。この薬剤が米国での有用性が証明されたことに伴い、同薬の日本への導入を行うために国立医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業の交付を受けて実施される医師主導治験です。この治療法の日本における有効性と安全性を確認することを目的としています。

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悪性腫瘍について

悪性腫瘍ではどうしても再発したりして、認可された薬だけでは治せないことがあります。そのような場合には、新薬などを用いた臨床試験を行うことで患者さんにまったく新しい治療法を提供しています。このようにして当科では再発など難治の患者さんの救命に最大限の努力を行うとともに、新規治療法の開発を行っています。

このような難治性の疾患は長期に及ぶ治療が必要であり、治療の副作用も加わって患児とその家族の不安も大きくなりがちです。そのため、当科では小児緩和ケア医、緩和ケア認定看護師、ホスピタルプレイスペシャリストなどからなる子どもサポートチームとともに、精神的な不安の軽減や抗がん剤の副作用の軽減に努めています。また、注射や点滴などの処置時の痛みや放射線治療、MRI検査などの時の不安などもこれらのスタッフが関わることで極力軽減する努力をしています。

小児の悪性腫瘍では病気が治った後も、あとで出てくるかもしれない身体的、精神的合併症に対する注意が必要です。そのため、当科では長期フォローアップ外来(定期健診外来)を設置しています。ほかの病院で治療された患者さんたちも受け入れています。

セカンドオピニオン

子どもたちに適切な治療を受けてもらうために、セカンドオピニオンを積極的に受け入れています。治療選択にお悩みの方はセカンドオピニオン外来(要予約)を受診されることをお勧めいたします。一緒に最もよい治療法を考えたいと思います。また、病院においでになれないかたのために、書面によるセカンドオピニオンも行っています。

宿泊施設(ファミリールーム)

 遠方からの患者さんも多く受け入れており、遠方の方は、当院に隣接するビルの中に宿泊施設(ファミリールーム)がありますし、地下鉄で15分のアフラックペアレンツハウスでの宿泊も可能です。

診療方針

毎週回診とカンファレンスを行って、それぞれの患者さんの状態と治療方針を検討します。全員で検討することで独善的な治療や重要な点の見落としを防ぐことができます。

同様に毎月、病理部、放射線治療部、外科系各科と合同でカンファレンスを行い、情報の共有、治療方針の決定と確認を行います。治療は最もエビデンスがあり有用と考えられる治療法、すなわちガイドライン治療を原則として実施します。

既存の治療法では治療困難な場合は、治験や臨床試験を実施することで新薬やワクチン療法などの新規治療を行います。

患者さんやご家族が病気を理解して闘病できるように、不安に配慮した病気や治療法、日常生活の注意などの説明を行います。

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