小児医療センター
小児医療センターとは
小児医療センターの起源は古く、日本で最も古く設立された小児病院のひとつである大阪市立小児保健センターと周産期の専門施設であった大阪市立母子センターがその前身です。この2施設は他の3つの市立病院と統合され、平成5年に現在の総合医療センターが設立されました。従って、総合医療センター内の小児医療センターは総合病院の中の小児病院ということができます。総合医療センター1063床のうち、小児病床数は199床を占めています。
小児医療センターの特徴
- 高度の専門的医療を必要とするすべてのこどもに対応するとともに、小児期をすぎて専門的な治療が必要な場合にも対応できます。
- 複数の診療科が共同して治療に当たるチーム医療を行っています。
- 小児がんについては、厚生労働省から「小児がん拠点病院」の認可を受け、遠方からの患者さんや16歳以上の患者さんにも対応しています。
- 子どもに対する高度救命救急医療の分野で、大阪府で最も豊富な実績を有しています。
- 新生児科と協力して、新生児期を過ぎて成長していく子どもの診療にあたります。
- 大型の総合病院ならではの、血管内治療やガンマナイフなどの高度の医療機器や充実した中央部門を利用することができ、他の小児病院にはない高度の機能を有しています。
- 入院中の子どもたちが少しでも楽しく過ごせるよう、ホスピタルプレイスペシャリストのほか、6名の病棟保育士を配置したり、ボランティアの導入を行っています。
こどもサポートチームの活動
サポートチームには疼痛管理チーム、心理サポートチーム、プレイサービスチーム、在宅ケアチームの多職種(保育士、看護師、臨床心理士、児童精神科医、小児緩和ケア医など)で構成される4つのチームがあり、それぞれが毎週病棟を廻って患者さんのニーズに対応しています。子どもたちとその家族がよりよく過ごせることを目的としています。
遠方から来られる方は、宿泊施設(アフラックペアレンツハウス)が、堺筋本町にありますのでご利用ください。また、当院隣の建物にファミリーハウスがあります。
このように当医療センターでは病気で悩んでいるすべての子どもたちに高水準の医療を提供し、そして子どもたちの命と健康を守る最後の砦となることをことを使命としています。
小児医療センター長
各部門紹介
小児医療センターは以下の14の診療科で構成されています。
小児内科系(5科) | 小児代謝内分泌・腎臓内科、小児脳神経・言語療法内科、小児循環器・不整脈内科、小児血液・腫瘍内科、小児救急・感染症内科 |
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小児外科系(8科) | 小児外科、小児整形外科、小児泌尿器科、小児眼科、小児耳鼻いんこう科、小児形成外科、小児脳神経外科、小児心臓血管外科 |
その他(1科) | 児童青年精神科 |