当科では、足(下肢)の疾病に力を入れてまいります。足の傷(皮膚潰瘍や壊疽)一つとっても、血流のみならず知覚異常や骨格、白癬、巻き爪、あるいは静脈鬱滞など様々な要因が絡み合っています。総合的な診断・加療を行います。
◆糖尿病性皮膚潰瘍・壊疽
◆下肢静脈瘤
◆静脈鬱滞による皮膚炎・皮膚潰瘍
◆虚血性皮膚潰瘍・壊疽
◆リンパ浮腫 ※1
◆歩行後の下肢痛(間歇性跛行)
◆片側の下肢の腫脹(DVTの検索)
*悪性疾患の術後などは、当該診療科が担当となります。
(※1)リンパ浮腫
原因の特定できない、足首を中心とする両下腿の腫脹。
色調変化は乏しいことも多いのですが、時にリンパ管炎を合併すると発赤・痛みを伴います。
重症例では透明な水(リンパ)の漏出を認めます。
重症下肢虚血による皮膚潰瘍、壊疽。
色調変化の乏しい下腿浮腫、ときにリンパ管炎による発赤・痛みや皮膚からのリンパの漏出(リンパ漏)を認めます。
*悪性疾患の術後などは、当該診療科が担当となります。
日本初の遺伝子治療製品として、条件および期限付き承認が得られた「コラテジェン」による治療を開始しました。 HGF(ヒト肝細胞増殖因子)を発現するプラスミドDNAを筋注します。 血行再建が不可能な皮膚潰瘍が適応です。
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