大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

TEL. 06-6929-1221

医療安全管理部

大阪市立総合医療センター >  ご来院の皆様へ >  診療科・部門一覧 >  診療支援部門 > 医療安全管理部

院内感染防止体制

院内感染により感染症に罹患すると、本来の治療以外の治療や入院期間が必要となることがあり、患者様に大きな不利益をもたらします。また、患者様に使用した針で職員が自身を刺すことで感染症に罹患することもあります。これらの事象を未然に防ぎ、安全な医療を提供するために、病院全体で院内感染対策に取り組む必要があります。

当院は、開院時より管理者を中心とした院内感染防止対策委員会を毎月開催しています。また、院内の各部門に院内感染対策の担当者である感染制御リンクスタッフを任命しています。2003年には多職種から構成されるICT(感染制御チーム)を結成し、今日まで院内感染対策推進の中心的な役割を担っています。さらに2010年には院内感染防止に関する業務に特化した部門として、医療安全管理部内に院内感染対策室を設置し、専従職員を配置しています。

近年、薬剤耐性菌の問題も顕在化してきており、院内感染対策と並んで、抗菌薬の適正使用も重要です。これにつきましても、2007年よりICT医師・薬剤師を中心に取り組みを開始し徐々に広げ、2016年にはAST(抗菌薬適正使用支援チーム)を結成、2018年より専従職員を配置しました。

2020年度以降は新型コロナウイルス感染症に対するゾーニングをはじめとした現場指導、マニュアルの作成と改訂、濃厚接触者へのリスク対応、近隣施設へのクラスター対応支援など多岐に渡る感染予防対策に取り組んでいます。

 

 

 

院内感染防止対策室の体制

医師(専任)

総合内科専門医・指導医

感染症専門医・指導医

Infection Control Doctor(ICD)

抗菌化学療法認定医・指導医

日本微生物学会認定医

Certified in infection Prevention and Control(CIC)

看護師(ICT専従)

院内感染管理者

感染管理認定看護師2名

看護師(ICT専従)

薬剤師(AST専従) 抗菌化学療法認定薬剤師
臨床検査技師(専任)
事務職員

活動内容
【ICT(感染制御チーム)】

 

  • 院内感染対策マニュアルの作成及び改訂
  • 各種サーベイランスの実施
  • マニュアルの遵守状況や環境、対策の評価
  • 感染症発生時の迅速な対応及びコンサルテーション
  • 職業感染防止対策(針刺し切創、血液曝露など)の推進
  • 感染制御リンクスタッフ部会との連携、サポート
  • 各種ワクチン接種プログラムの推進
  • 感染管理に関する全職員研修の開催
  • 疫学調査など保健所との連携
  • 感染対策向上加算関連施設との連携

 

ICT環境ラウンド


 

 

部門別研修

 ・

 ・

【AST(抗菌薬適正使用支援チーム)】

 

  • 抗MRSA薬・広域抗菌薬の届出制・許可制の実施
  • 対象抗菌薬使用患者、血液培養陽性患者についてのカンファレンスの開催、必要時主治医・担当医へのアドバイス
  • 感染症治療のコンサルト
  • 適切な検体採取の推進
  • 抗菌薬使用状況、血液培養複数セット提出率、耐性菌発生率等の把握、評価
  • 抗菌薬の血中濃度モニタリング
  • 職員への情報提供、研修等による教育・啓発
  • 抗菌薬適正使用マニュアルやアンチバイオグラムの更新、及び活用法の啓発
  • 採用抗菌薬の見直し
  • 他の医療機関からの相談対応

 

 

 

 

患者の皆さまへ
【来院時は、マスク着用にご協力お願いします】

マスク自動販売機を設置しています

<設置場所>

1階 エスカレーター下

1階 救急外来

2階 診察受付3前

5階売店では小児用も販売しております

ご面会の方で、咳などの風邪症状がある場合は、感染防止のために、面会をご遠慮いただきますようお願いいたします。

【入院中にできる感染予防ポイント】

入院中の患者さんは病気や治療によって免疫が低下していたり、長期間他の患者さんと同じ部屋やトイレを共用されることにより、通常の環境に比べて感染するリスクは高いといえます。

私達職員は患者さんに感染させないために最大限努力いたしますが、患者さんご自身でも感染予防行動をとられることでより予防効果が高まります。

 

①手をきれいにしましょう

ウイルス・細菌がついた手で食べ物を食べたり、鼻をこすったりすることで、風邪・インフルエンザ・腸炎などを発症する場合があります。

知らない間にウイルス・細菌が手についているかもしれません。以下のタイミングで手を消毒するか、石けんでの手洗いを行いましょう。

病室入口にあるアルコール手指消毒薬はご自由にお使いください。

・食事の前

・トイレの後

・外出や売店などから帰ってきた時

 

②インフルエンザ流行時期、ご自身の免疫が低下している時は、外出時にはマスクを使用されることをお勧めします。

 

 

PAGE TOP