大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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緩和医療科

大阪市立総合医療センター
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科の特色

がん診療拠点病院の要件のひとつに、”緩和医療の充実”が求められています。当院におきましては、がん患者さんの苦痛により早く、より的確に対処できるようにと平成19年度より緩和ケアチームの活動を開始し取り組んできましたが、平成21年度より緩和医療科が設立され、その活動をさらに強力に進めることができるようになりました。
また、平成22年4月からは、当院で治療されている患者さんを対象に緩和ケア病棟を開設しました。
緩和医療の特色は全人的医療をめざすことです。がん患者さんとそのご家族は多くの苦痛を抱えることになります。その苦痛は全人的苦痛と表現され、身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、そしてスピリチュアルな苦痛があるといわれています。緩和医療は患者さん・ご家族のあらゆる苦痛を対象とする医療であるので、さまざまな職種が関わり進めていく必要があります。そのため我々はチーム医療を推進しています。入院中の患者さんに対しては、緩和ケアチーム(医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、栄養士等から構成されています)が関与し、苦痛を緩和するために相談を受けています。外来の患者さんに対しては、緩和ケア外来を設置し、外来を受診して頂き必要な医療を提供できるようにしています。具体的には、痛みの緩和、精神的な苦痛(不安、あせり等)に対する治療、終末期の療養場所の選択、在宅での生活への支援など多岐にわたっています。
このように緩和医療科はチーム医療を主体として、あらゆる患者さんに緩和ケアを提供していく予定です。特に当院の小児医療センターでは多くの子どもたちが治療を受けており、子どもたちへの緩和ケアにも積極的に取り組んでいきます。

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