当科のスタッフは小児感染症・小児救急を専門とし、幅広い知識と技能によって小児科全般の診療に対応しています。大阪における小児救急医療の「最後の砦」として、小児集中治療室と連携して小児救命救急センターの機能を果たし、子どもたちを重症な病気や感染症から守っています。

当科では病気の診断や治療だけでなく、子どもたちが感染症にかからないための予防にも積極的に取り組んでいます。持病・アレルギーや海外から転居などのため、定期予防接種がスケジュール通りに行えていない場合、それぞれのお子さんの状態に合わせた接種スケジュールを作成し接種を進めています。また、海外渡航に関連する予防医療も積極的に提供しています。子どもを連れて、もしくは子どもだけで、日本と異なる環境や習慣の所へ旅行・転勤・留学される場合、また海外から日本へ来られた場合、様々な問題が出てきます。健康で安全な生活を海外や日本国内でおくるため、お子さんとご両親に必要な情報提供・ワクチン接種・マラリアや高山病の予防薬処方なども行っています。留学されるお子さんについては、英文のワクチン接種証明書や健康診断書（指定された書類がある方のみ）の作成も行っています。また、輸入感染症の診断や治療も行っていますので、海外から日本入国後に体調不良がある場合もご相談ください。