大阪市立総合医療センター,Osaka City General Hospital

TEL.06-6929-1221

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小児青年がん・脳腫瘍センター

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長期フォローアップ外来
コーディネーターナースによるコーディネート

1. 白血病などの造血器腫瘍 肉腫などの固形腫瘍 脳腫瘍

造血器腫瘍には、白血病や悪性リンパ腫が、固形腫瘍には神経芽腫、肝芽腫、腎芽腫、網膜芽細胞腫や横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫などの肉腫が含まれます

2. 病理診断

小児腫瘍の病理診断(正しい病名をつけること)には、高度な専門性が要求されます。顕微鏡だけで判断できない場合は、腫瘍の遺伝子まで調べて正しい診断名をつけます。

3. 子どもサポートチーム、緩和ケアチーム(青年・成人)

当院にはそれぞれ成人と小児を対象とする緩和ケアチームがあります。小児を扱うチームを子どもサポートチームと呼んでおり、ペインチーム、プレイチーム、心のケアチーム、在宅支援チームより構成されています。最初に診断された時から、入院中、外来通院中まで継続的に関わります。小児緩和ケア医、児童青年精神科医、臨床心理士、ソーシャルワーカー、緩和ケア認定看護師、ホスピタルプレイスペシャリストから構成されています。

4. 小児血液腫瘍科:造血細胞移植、化学療法全般

すべての小児がん患者さんには小児血液腫瘍科がかかわります。すべての抗がん剤治療と造血幹細胞移植を行っています。また、抗がん剤治療、放射線治療、手術など小児がん治療全体を主導します。

5. 小児脳外科:腫瘍摘出、定位生検、など

15歳未満は小児脳外科が、15歳以上は脳外科が担当します。
15歳以上では脳の機能をより温存するため覚醒下手術を行うこともあります。

6. セカンドオピニオン放射線腫瘍科:リニアック、トモセラピー、ガンマナイフ(脳外科担当)

トモセラピーは放射線のビームをからだの周り360°の方向から照射することで腫瘍をより的確に捉えることができるのと同時に、かつ正常な部分への被曝を減らすことが可能です。ガンマナイフ(脳外科が実施)は細いビームを頭の全方向から照射することで狙った部分の脳腫瘍を完全に破壊することができます。これらの最新機器を小児で実施できる施設は全国でも極めて限られています。

7. 特別支援学校

治療中も遅れないよう勉強を続けることが子どもにとって大切です。もと通っていた学校と連携しながら光陽特別支援学校の分教室(小学校と中学校が2教室ずつ)で勉強をします。登校できない場合はベッドサイド学習をします。就学前の子どもたちは保育士が成長を促します。

8. 小児医療センター

がんの治療には神経科や内分泌科など他の小児系診療科の協力が必須です。また、青年や若年成人では成人を担当する臨床腫瘍センターと協力して治療を行います。

9. 長期フォローアップ外来

発症から3年ほどたつと、最低年1回の長期フォローアップ外来で定期健診を行います。小児がんを経験した子どもたちはいつまでも不安やPTSDの症状を抱えていることがあり、外来ではご家族も含めて専門の研修を受けた看護師が面談を行います。病気や治療の後遺症(晩期合併症と呼びます)を持っている場合には、必要な治療を継続して行います。その他、復学や就職をソーシャルワーカーが支援します。

10. 小児がん拠点病院 地域がん診療連携拠点病院

大阪府内16カ所の国指定の地域がん診療連携拠点病院の一つであると同時に、全国で15施設ある国指定の小児がん拠点病院です。大阪府では双方の指定を有する唯一の病院です。

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